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晩夏のアジサイ
晩夏のアジサイ_a0147281_1244265.jpg

たまに、気の利いたものが売っている地元のスーパーマーケットで、可愛いヒョウタンを見かけました。袋入りハスの葉の横に置いてあったので、お盆のお供え用でしょう。

お盆が終わっても、ヒョウタンだけはまだ棚から姿を消していません。うちには仏さまのいらっしゃるお仏壇はありませんが、愛らしさには勝てず、やっぱり買ってしまいました。

じつはその日、お隣の公園から素晴らしいものを拾ってきていて、わたしの気持ちはまさにルンルンだったのです。趣のあるヒョウタンまで手に入れ、天にも昇る心地でした。
晩夏のアジサイ_a0147281_1251710.jpg

今年は、お隣の公園のアジサイをお見せする機会を逃しましたが、例年どおり美しく咲き、ちゃんとカメラにおさめてはいました。ところが、いつもとちがうことがあります。

今年の梅雨は、夜中に雨が降って日中は晴れが多く、ジメジメしなかったせいか、アジサイが茶色くならず、まるで英国のアジサイみたいに変色したまま咲いていたのです。

しかも、いつもなら真夏になるまえにアジサイの剪定が終わっているのに、今年は人手不足か、8月の後半になってもまだそのまま。天然の秋色アジサイを愉しんでいます。
晩夏のアジサイ_a0147281_1255185.jpg

そのアジサイも、いずれ枯れるか、首を落とされるはず…毎日そんなことを思いながら、そばを歩いていました。そしてついに、その日がやってきたのです。ほとんど同時に。

でも、枯れた花をつけたままの枝が積まれた山を見ると、まだまだ褪色していない花が、いくつものぞいています。おお!とばかりに山に向かう「変な人」をご想像ください(笑)。

蚊の餌食になりながらも、淡い色に変化したアジサイを救いだし、茶色くなった花をひとつひとつとり除き、お盆の売れ残りのヒョウタンと一緒に部屋に飾って、悦に入ってます。
晩夏のアジサイ_a0147281_126175.jpg

秋色というより、「アンティーク色」でしょうか。そして、お花屋さんで売っているもののように完璧な仕上がりではありませんけど、日ごと深まるパステル色にほれぼれします。

毎日、公園を歩きながら、アジサイの色の微妙な変化を見ていましたが、草や木や花の変化は、美しいものばかりとはかぎりません。たとえばナラ枯れは、ほんとうに深刻。

公園の管理スタッフの方々が、コナラの木の幹に薬を注入したりと、手当をされてはいるものの、多くのコナラの葉が茶色く枯れ、死に瀕した姿を見るのは哀しいかぎりです。
晩夏のアジサイ_a0147281_1264168.jpg

日本中で、世界中で、ナラ枯れの被害は拡大しているようです。この夏ははケヤキの葉まで枯れ、この勢いで、樹木がこの地球から消えてしまったらと思うと、ぞっとします。

目に見えずに環境破壊は進んでいて、ナラ枯れのように原因が菌であるならまだしも、放射能汚染による環境破壊は人が創り出すわけですから、人間はほんとうに罪深い。

福島では蝶の変異が観察されているようです。原発は、わたしも絶対反対。でも、言うは易しで、一時的な節電ではなく、電気を大量消費する暮らしを、まず捨てなければ?
晩夏のアジサイ_a0147281_127920.jpg

明日から「原発ゼロ」なら、準備なしの電気の減産にともなう日本全体の経済不況は避けられませんよ。さらに厳しい生活になることに覚悟と承知のうえで、声をあげましょう。

(わたし? すでにこれ以上ないくらいの節約生活。覚悟はとうにできてます…苦笑)。


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by serendipity_j | 2012-08-20 12:52 | 花 indoor
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