樹々の若葉が眩しいときから青々と茂るときへと季節はうつろい、先月の末に咲き揃った公園のブルーベルを眺めたのが、まるで遠い昔のように感じます。春の皐月は、秋の神無月や霜月と並んで一年のうちで好きな月。優しい光の射す草むらのシャガやカキドオシの花を見て、心が穏やかになる気がしました。
ところが、連休に入り、娘がダンナさまとやってくる日に老母が緊急入院。間もなく危ない状態が続き、医師の「もしかすると」宣言を初めて経験。
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日間泊まりこみで付き添っていましたが、さすがに体がもたず、今日は自宅に戻りました。ここ数日は、覚悟を決めて、それでもどこかで信じることを拒否しながら、ふいにやってくるかもしれない「万一」のときの手配などを涙ながらに考えたりするいっぽう、別の医師のまったく異なる診断と治療に面食らい、混乱しながらも希望を託し、生きた心地のしない時間を送っていました。ところがところが、どれくらい回復できるかわからないものの、母の病状は少し改善しつつあります。一応ほっとできたので、今夜は爆睡…。
あぶそる~とロンドンもよろしく。