如月も三週目。春はもうすぐ、と逸る思いに水をかけるかのように雨が降り、薄日の射す今日も、真冬の寒さが戻っています。それでも公園の花壇では、ヴィオラやパンジー、ストックなどが、早くも花盛りに。紫の花たちが、殺風景な冬景色に華やかさをそえてくれています。春の花ばかりに目がいきがちですが、冬の花壇につきものの葉牡丹にも、目を向けてみましょうか。
葉牡丹は、海外の園芸家のあいだで人気のようです。でも、小学校の校舎のまえで枯れていた、あの醜い姿が思い出されて、なかなか好きになれませんでした。この地味な植物の美しさを発見したのは、雨あがりに公園を訪れたとき。葉についたほこりが雨に洗われて、緑と紫、あるいは薄い緑と淡いピンクのパステル色が、とても新鮮に映りました。
この時期、恥らうように下向きに咲く
ヘレボルス、通称
クリスマスローズも、色は緑がかった紫から象牙色まで。絵に描くとしたら、葉牡丹とほぼおなじ絵の具のパレットになるでしょう。趣深い色彩の花は、じつは紫陽花とおなじように、花片ではなくガク片なのだそう。花の時期が長いのも、それで納得。〝冬紫〟の色が抜け、緑色になるころには、本格的な春が訪れているはずです。
p.s.
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