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<   2010年 02月 ( 8 )   > この月の画像一覧
去る如月と咲く満作
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金縷梅。これを「マンサク」と読むことを、ごぞんじでしたか? たいていは「満作」と書かれますが、当て字には、どう逆立ちしても読めないものも。でも、その読み方を知ったときの驚きこそ、花の名前を覚える面白さかもしれません。マンサクの花は梅の季節に咲くので、「金縷梅」となったわけです。その、金の縷(細い糸)のような花びらの控えめな梅が、お隣の公園でただいま満開。色は金色に限らず赤や朱色もあり、よく見ると趣があります。
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芽吹くまえの木肌に当たる陽射しも、春めいてきました。山茱萸(サンシュユ)の花は開花寸前。こちらも地味な花ですが、晩秋に、真っ赤な実を鈴なりにつけます。
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水ぬるむ季節…カルガモの動きも活発に。ああ、ざんねん! 見つめると背中を向けてしまった、シャイなシジュウカラ。じきに葉が茂って、小鳥たちを見つけにくくなるでしょう。
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日に日に濃くなる緑色の霞――小さな若葉をつける雪柳、そしての、細くしなやかな枝。公園全体が、緑がかってきました。いよいよ、萌え木の季節到来ですね。
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by serendipity_j | 2010-02-28 13:01 | 四季 | Comments(4)
ロンドンの冬の風物詩
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(トヨタ問題と、明日の五輪フィギュア戦へのドキドキを忘れるためのポスト)

とつぜん、皐月の陽気が訪れています。昨日、梅苑で、たしかに鶯の歌を聴きました。このまま本物の春になるのか、あるいは、これは思わせぶりで、弥生になって寒の戻りがあるのか、神のみぞ知る――。わたしたちはただ、自然にゆだねるしかありません。といっても、春はすぐそこ。その、春の便りをアップするまえにお見せしたい、ロンドンの冬の写真があります。
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暗い冬空の下では、気持ちまでふさぎこみがちの冬のロンドン。週末の楽しみは、カムデンの蚤の市めぐりでした。昔は、アンティーク(でも、ほとんどがジャンク)やクラフトが中心で、今とはようすもだいぶちがい、今日はどんな〝運命の出会い〟があるかと、わくわくしたものです。そして、おなじように期待し、おなじように週末をすごす友人に、ばったり会ったものでした。
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掘り出し物探しもさることながら、写真を撮るのに夢中になってしまうのが、ステーブルズに集まったガラクタbric-a-brac。蚤の市は、どの光景を切りとっても絵になるのです。椅子に座った白い木馬の、ちょっと生意気な瞳を、一生忘れないでしょう…。ラッパ水仙が咲き乱れて一気に春になるまえの、あの灰色の空とあの蚤の市の興奮が、わたしの記憶のなかで、遠い昔のロンドンの冬と結びついています。
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by serendipity_j | 2010-02-25 10:20 | london | Comments(0)
梅づくし その2
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遠方より(兄の)友来る――。退院を間近にひかえていた兄の容体が急変し、兄の親友、「梅さん」に知らせると、飛んできてくれました。とはいうものの、「飛んで」かけつけたい気持ちとは裏腹に、北関東から関西へは、陸路を走るとかなりの距離です。すぐに誰かに逢いたいとき、物理的な距離は克服しようがありません。それでも、兄の病状に好転の兆しが見えてきたので、すこしでもよくなった状態で会いたいと願う兄にとり、いい時間稼ぎになったようです。
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兄を見舞うまえに、わたしと母を訪ねてくれた梅さんと一緒に、公園の梅苑を散歩しました。紅梅は、潤いのない花がついているか、花の落ちた枝もあり、すでに終わり。それでも、白梅が、いままさに花盛りとあって、梅苑はこの季節でいちばんの人出でした。そのあと梅さんと兄は、病院で再会。帰路につくまえの梅さんから「今日明日のイメージ雲散霧消払拭」のメールが…。梅さん、ありがとう。春の息吹をあちらこちらに見るころには、兄も退院できるでしょう。
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p.s.
梅さんと公園を歩きながら、春らしい小鳥のさえずりを聞きました。聞き分けられるようになるには、勉強も修行も必要のよう。日本の野鳥のさえずりを聞く、こんなサイトがあればなあ、と思うことしきり。
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by serendipity_j | 2010-02-22 12:12 | 花 park | Comments(2)
名づけて〝冬紫〟
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如月も三週目。春はもうすぐ、と逸る思いに水をかけるかのように雨が降り、薄日の射す今日も、真冬の寒さが戻っています。それでも公園の花壇では、ヴィオラやパンジー、ストックなどが、早くも花盛りに。紫の花たちが、殺風景な冬景色に華やかさをそえてくれています。春の花ばかりに目がいきがちですが、冬の花壇につきものの葉牡丹にも、目を向けてみましょうか。
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葉牡丹は、海外の園芸家のあいだで人気のようです。でも、小学校の校舎のまえで枯れていた、あの醜い姿が思い出されて、なかなか好きになれませんでした。この地味な植物の美しさを発見したのは、雨あがりに公園を訪れたとき。葉についたほこりが雨に洗われて、緑と紫、あるいは薄い緑と淡いピンクのパステル色が、とても新鮮に映りました。
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この時期、恥らうように下向きに咲くヘレボルス、通称クリスマスローズも、色は緑がかった紫から象牙色まで。絵に描くとしたら、葉牡丹とほぼおなじ絵の具のパレットになるでしょう。趣深い色彩の花は、じつは紫陽花とおなじように、花片ではなくガク片なのだそう。花の時期が長いのも、それで納得。〝冬紫〟の色が抜け、緑色になるころには、本格的な春が訪れているはずです。
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by serendipity_j | 2010-02-17 11:11 | 花 park | Comments(2)
happy new tết!
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街角で帽子屋の写真を撮ったパリ滞在中のこと。lippで席を隣り合わせたヴェトナム出身の画家と知り合い、最高に美味しい手料理をご馳走になりました。それ以来、いつかはいってみたいと思っていたサイゴン(ホーチミン市)へ、娘と二人で旅行してから四年になります。訪れたのは、ちょうど旧正月、テトtết nguyên dánの直前でした。

今日が、その陰暦の新年。活気にあふれたサイゴンの、街中がお祝い準備で大忙しといったあのようす、思い出します。ドイモイ政策のために早くから外国企業が進出し(昨今は日本のコンビが人気とか)、グローバル都市へ仲間入りする証として、つぎつぎにブランド店がオープン。戦争の記憶をとどめるものは、観光客の目にはほとんど見えません。

ホーチミン市と呼ぶより、旧名のサイゴンと呼んだほうがしっくりくるエキゾティックな街並み。川のように走る、ものすごい数のバイクの騒音とは対照的な、人々の穏やかな喋り方と物腰の静かさが、印象に残りました。
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ペパーミントグリーンの壁に、なぜか惹かれます。買い物の途中で見つけたヒンドゥー教の寺院には、サイババの写真と、カラフルな牛の像がありました。また、寺院や、古い住宅でよく見かけたのが、優しい色合いのタイル。
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ブーゲンビリアが咲き乱れるモスクも、ペパーミントグリーン。ベンタイン市場のそばの商店街には、電線の雨が降っていました(?!)。サイゴン川に面したホテルの部屋は、たしかに騒々しかったものの、眺めは文句なし。
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一時間たっぷりのアロマセラピーも体験。そして、シルク、刺繍、ビーズと、手芸品のお買い物に、欲張りにならないはずがありません。大きな荷物を両手にいくつも持って帰国の途につく娘の姿は、まるで難民のようでした。
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サイゴンが舞台になるマルグリット・デュラスの『ラマン』。官能的な小説ですが、いかにもフランス人らしい、散文的なスタイルと、詩的な描写に惹きこまれます。そんなフランスの植民地時代の面影も、魅力のひとつ。
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あ、今日はヴァレンタイン? 縁のないわたしにとっては、チョコレートをいつもよりたくさん食べてもいい、自分に甘い日…。不平不満はありません。happy valentine’s day!

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by serendipity_j | 2010-02-14 11:10 | 旅行 overseas | Comments(0)
ロンドン、そしてパリ
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今朝のオンライン新聞で、アレキサンダー・マックイーンの訃報を読みました。自殺と知り、ショックです。ガーディアンニューヨーク・タイムズも、とうぜん追悼記事をのせています。ますますファッションに関心が薄くなったわたしも(薄いどころか、着の身着のままに近く)、各新聞のレポートをとても楽しみにしているのが、ファッションウィークの始まるこの時期なのです。
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ライター時代、2月のちょうどこの時期に、当時クロエのディテクターをしていた二十代のイギリス人、フィービー・ファイロをインタヴューするため、パリへ出張したことがありました。パリはロンドンからユーロスターですぐですし、パリにいるライターは英語が苦手とあって、わたしが呼ばれたのでした。とりわけあのころは、パリで活躍するイギリス人デザイナーが多かったようです。
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その後、ロンドンからパリにわたったデザイナーたちが、ふたたびロンドンに戻ってくる現象が起こりました。わかるような気がします。ロンドンとパリは海峡を隔てただけなのに、文化のちがいはそれ以上ですから。ロンドンにいてもパリにいてもエトランゼのわたしは、どちらのエスプリもモードも好きです。けれど、どちらの都市からも消えていってしまったものがあります。
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それは帽子屋。ココ・シャネルは帽子屋でしたし、帽子はファッションのなかでもっともロマンティックなアイテムです。男女とも洒落た帽子をかぶっていたわたしの両親の時代でなくとも、90年代なら、ロンドンにもパリにも、素敵な帽子屋がありました。最近では、脚光を浴びるのはもっぱらショーのときだけ。マックイーンのショーも、いつも帽子が印象的でした。残念です。


(上段の写真2枚がパリで下段の写真2枚がロンドン。どちらも90年代)

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by serendipity_j | 2010-02-12 14:02 | london | Comments(2)
梅づくし
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昨日、突然春がやってきまして、冬を忘れておりました。なにも覚えている必要はないのですけど、このまま春がくるはずもないので、まだ冬は終わってないことを承知しなくてはという左脳に、浮かれ気分の右脳がひきとめられます。それでも、弾む心を家の中につなぎとめておく理由もありません。陽気に誘われて外へ。お隣の公園は、まさに春のにぎわいでした。

薄紅色が愛らしい、八重咲きの枝垂れは今が満開(写真top)。いっぽう、お正月から咲きはじめた紅梅は、すでに盛りをすぎ、いちばん綺麗な見ごろを逃してしまったようです。
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花影に隠れているのは誰? 姿は似ていますが、ウグイスではありません。花から花へ蜜を吸うのに忙しいメジロたち。まるで酩酊したかのように、梅の小枝を揺らしっぱなし。
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花が可憐で、枝ぶりの美しい白梅が好き。八重咲きはぐっと華やかな印象です。芳しい香りもまた、梅の魅力。しかも、初夏には鈴なりに緑の実をつけます。
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狂ったように乱舞する仲間をしりめに、ちょっと奥ゆかしいメジロくん。よく見るとひょうきんな顔です。メジロだけでなく、ほかの小鳥もやってきます。そして、梅の仲間ではありませんが、唐梅も花盛り。
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梅のお花見も、なかなかおつなものです。陽あたりがよく、風をさえぎる場所にあるこの梅苑は、〝梅見の宴〟に人気の場所。ずっとそれを羨ましそうにとおりすぎていましたが、一昨年、暖かい日にお弁当と梅酒を用意し、母を誘って梅見をしました。去年は陽気と都合があわず見送ったので、今年はなんとか…。桜とちがって梅は時期が長く、チャンスはまだありそうです。

特別出演のキングフィッシャー。けっこうな人出にもかかわらず、小川のそばの柳の木に、鮮やかな姿を見せてくれました!
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花でなく鼻がむずむずします。そろそろ、例の季節? みなさんはいかがですか?

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by serendipity_j | 2010-02-10 18:12 | ワイルドライフ | Comments(0)
思い出の記録
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もう如月。節分? 立春? え、クリスマスローズが咲いた? なにかいいことを逃したかもしれません。ひとごとのように一週間が過ぎていきました。くる日もくる日も、受験生並みに14、5時間は座りつづけ、売れっ子女優並みの睡眠時間で、原稿をしあげていました。今朝の二時半にようやく終わり、出版社にEメールで送り、編集者からOKをいただき、今、脱力状態です。

幸いわが家は見晴らしがよく、贅沢なほど〝広さだけ〟はあるので、キャビンフィーヴァーcabin feverとは無縁です。でも、外にまったく出ないと、世の中からとり残されしまった感じは否めません。小沢幹事長疑惑、ハイチの復興状況や、トヨタのルコール問題(アメリカ政府の思いのままの!)、中国のグーグル論争など、オンライン新聞の見出しを読むのみでした。

さあ、やっと時間ができたところで、なにをしましょう? そう、まずはブログの更新を(微笑)。ただ、もう少しだらだらとしていたし、雑用もたまっているしで、カメラをもって出かける余裕なし…。ふと、目のまえの本棚の、スクラップブックに目がとまりました。というわけで、またまた昔を懐かしんでおります。でも、こんな形での写真とはちがった思い出の記録。お勧めです。

娘が描いた絵(トップの写真)。なんて懐かしい。そして、子どもたちと訪ねた博物館や展覧会、コンサートのチケットの数々。日づけのあるものは、よけい、記念になります。
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切手が多いことに驚きます。今ではほとんどEメール。古きよき時代でした。そういえば、このころよくしていただいていた知人から、二、三日前に、きれいなカードが届きました!
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スクラップブックには友人たちのメッセージも。ジェーンjane packerが書いてくれたもの(下段の写真)。花好きが高じ、本気でフローリストになるつもりでいたロンドン花業修行時代…。夢は果たせず。
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よい週を!

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by serendipity_j | 2010-02-08 15:55 | london | Comments(4)
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