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無花果
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今が季節です。イチジクを見ると、イチジクが苦手だった子ども時代を思い出します。当時わたしが住んでいた小倉の家の庭には、イチジクの木がありましたが、なぜか実をつけませんでした。夏になると実をたわわにつける、ご近所のイチジクが羨ましくてたまらなかったのに、そのイチジクを初めて口にして、二度と、そう思わなくなり…。

そのへんてこな食感と味――子どもの味覚には、あの複雑さがわからないものなのでしょう。わたしの場合、時を経て、イチジクの微妙な味がじょじょにわかるようになったのではなく、大人になってから、ある日とつぜんイチジクの美味しさを理解しました。同時に、リンゴのように一年中出回っているわけではないので、旬を感じる貴重さも。
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まるまると太って柔らかく、薄い皮が紫に色づいているのが食べごろ。あまりにもデリケートで、傷みやすいため、さっさと食べてしまわなければなりません。そこで覚えたのが、先日のプラム同様、イチジクの「火あぶり」です。わたしはよく、半分に切ったイチジクをグリルで焼いて、蜂蜜やサワークリームをかけてデザートにします。

欧米では、イチジクはきわめてエキゾティックな、そしてかなり洒落た果物。プロシュットなどの生ハムに合わせたイチジクの前菜メニューを、しばしばレストランで見かけます。またイチジクは、マスカルポーネリコッタゴルゴンゾーラ山羊のチーズなどとの相性が抜群。ともかく、ウェブでイチジクのレシピを見ていると日が暮れます(笑)。
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一度に大量に消費しなくてはならないとき(つまり、鮮度がぎりぎりの場合)は、フライパンで焼く、簡単アップサイドダウン・ケーキに。
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アダムとイヴが体をおおった、失楽園のシンボル、イチジクの葉。そんな、太古から存在する果物、イチジクですから、暑い暑いとぼやいてばかりいないで、神(つまり自然?)の恵みに感謝し、この夏も味わっていただくことにします!
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p.s.
西織圭、対戦相手が途中棄権のため、難なく全米オープン2回戦へ。

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by serendipity_j | 2010-08-31 12:38 | クッキング sweet | Comments(6)
幻に終わる夏の京都
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葉月最後の日曜日。猛暑は衰える兆しを見せません。いったい、いつまでなの! と嘆くのは、人と草花だけ? セミは猛暑を謳歌中。鈴虫にしても、元気に鳴いてもらうには、熱帯夜のほうがいいのだそうです。はっきりいって、わたしは暑さに負けました。日々を非生産的にすごし、図らずも「ステイケーションstay-cation」となった葉月です。

結局、公園と、近くでの買い物と、母のところ以外はどこへも出かけられず、「行く」と決めていた夏の京都も幻に…。たとえ、電車に乗ってしまえば四条まで20分あまりの距離でも、そして、お寺や神社の涼しい境内を思い浮かべても、そこに辿りつくまでの電車やバスを乗り継いでの道のりを想像すると、どうしても足を一歩踏み出すことできなくて。

話は変わり、今日は父の命日です。16年まえ、東京での仕事が多忙だったわたしは、短い夏休みを利用して、親には内緒で息抜きのためにロンドンへ、長く患っていた父が急に悪くなって入院したときは連絡もつかず、早朝、成田に到着した足で仕事場に向かうと、訃報が待っていました。父が息を引きとったのは、帰路のシベリア上空を飛んでいたころ…。

父親の死に目に会えなかった、じつに親不孝な娘でした。その罪滅ぼしに、最近、母にはいい娘になるように務めています。最愛の息子に先立たれたばかりですから、とりわけ母想いの娘であらねば、と。次回の京都行きは、ちっとも衰えない暑さを考えると、どうやらお彼岸あたりに、父と兄のお墓参りで母を連れて、ということになりそうです。
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では、これからお花(お供えの)を買って、母のところへいってまいります。

p.s.
暑い日の熱いニュース:
妹島(せじま)和世さんが今回ディレクターを務めるベネツィア・ビエンナーレ国際建築展で、石上純也(お名前すら、全然キャッチアップできてなかった若手建築家)が金獅子賞を受賞。そして、西織圭は全米オープン本戦出場決定! 嬉しいです。

そういえば、ロンドンではnotting hill carnivalが開催されます。只今の気温は19℃。おさっしのとおり、ロンドンはまったくカーニヴァル向きのお天気ではないことが多いのですけど、ノッティングヒルからカリビアン音楽を聴かせてくれるthe jolly boysは、ハートが熱い!

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by serendipity_j | 2010-08-29 11:50 | 京都 | Comments(2)
ギョームとマリーの巴里
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昨日から学校も始まったようです。子どもたちは、夏休みにどこへ旅行したのでしょう? 旅行は貴重な思い出。夏にしかまとめて仕事を休めない大人にとっても、夏の旅行はもっとも楽しみな年中行事。じつはその旅行に、しばらく行っていません。考えられないことに、わたしを憑き動かしていた「行きたい熱(ワンダーラストwanderlust)」が、最近ほとんど消えてます。

これまでは「行きたい衝動」のまま動いてきましたから(笑)、なぜ「行きたい熱」が消えたのか、考えてみました。それはおそらく、年をとったせいと(涙)、今、思いどおりに暮らせる自分だけの空間があることで、気持ちが満たされているからかもしれません。そこでこんなことを考えました――生きているあいだにあと一度しか旅行できないとしたら、果たしてどこへ?
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こたえは、たぶん、パリ。十代で芽生えたパリへの憧れは、未だにつづいています。きっかけは、当時集めていた、雑誌elleのお料理カードであり、学校の美術室で見た『みづゑ』の、マリー・ローランサンの詩(『夜の手帖』より)であり…。23歳で生まれて初めての一人旅でパリに行って以来、十数回再訪していてもなお、最後に見たいのはやっぱりパリ。

美術室で読んだ、堀口大學の訳したローランサンの詩のもつ響きが、一生涯わたしに余韻を残したといっても過言ではないでしょう。エコール・ド・パリのボヘミアンな芸術家たち――かずかずの伝説には、いまでも強く惹かれます。そして、奇しくも昨日が、ローランサンにふられたギョーム・アポリネールの誕生日(1880年8月26日)であったことを、たった今、発見しました。
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3歳になる直前の息子を両親に預けて、意気揚々と初めてパリに乗り込んだわたしは、半月パリ中を歩き回り、「月日は流れ 私は残る」とアポリネールの詠ったミラボー橋を訪れ、セーヌを見つめてしばし物思いに耽りました。驚くことに今、インターネットでは、シャンソンにもなったその詩をアポリネール自身による朗読で聞くことができます(テクノロジー万歳!)。

これほどパリびいきのわたしですが、パリに「住みたい」と思ったことがなく、いつまでも「旅の目的地」としてのパリを、エトランジェとして彷徨っていたいようです。ところで、エッフェル塔が茶色のペンキで塗られていることって、案外知られておらず、思い描いていたイメージと合わなくて、案外、ショックだったりしませんか?
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by serendipity_j | 2010-08-27 14:25 | 旅行 overseas | Comments(4)
なんでもない日のベネディクト
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暑さのせいで食欲なし、といいながら(嘘ではなく真実)、すみません、どうも最近はお料理の話題しか浮かびません。食欲がないため、食材の需要と供給のバランスがとれず、食材もあまり気味で…。食品、わけてもいただき物を無駄にするのは嫌なので、冷蔵庫のなかをチェックしつつ、鮮度や賞味期限をにらみながら、せっせと、楽しく、お料理をしています。

このところ「アメリカではサルモネラ菌の感染のおそれがある卵を大量に回収」という記事が目につきます。ところが先週は、このニュースをトップ扱いしていたのは、なぜか英国の新聞メディアばかり。英国は過去に何度も経験しているからでしょう。先週、新鮮な卵が手に入り、日本にいることを嬉しく思いながら作ったのが、エッグスベネディクトeggs benedictでした。
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卵の黄身を使ったオランデーズソースに半熟のポーチドエッグ。どちらも鮮度の高い卵があるときにしか作れません。でも、少々手間のかかる(短時間ででるので、慣れたら簡単!)エッグスベネディクト。思えば、友人か子どもたちが泊まりにきてもいないときに、自分だけのために作ることはほとんどなく、ま、たまにはいいじゃない、というわけで、食欲は後回しでした。

a0147281_13123663.jpgもうひとつの要因は、お嫁ちゃんのお母さまが送ってくださった、御殿場名産の、(大事にしすぎてなかなか手をつけずにいて)賞味期限の迫るハム。ハム、ソーセージの類があまり好きではないわたしでも、本格品は別。せっかくですから、生で食べたい-――。そうなるともう、エッグスベネディクトしかありません。オランデーズソース作りでしか出番のないような、白胡椒を使うためにも。




レシピは十人十色で、自分に合ったもので作るのがいちばんです。ふつうは、半分にしたイングリッシュマフィンに卵ひとつずつ。日本では、胃袋サイズに合わせてか(?)、単数の「エッグベネディクト」の名前で定着しています。また、このお料理の誕生には諸説あって面白いのですが、文献にもっとも古い記載があるらしい、フランスの生まれかもしれませんね。 

いっぽう、イングリッシュマフィンの生まれた英国で「チーズ・オン・トースト」といえば、手抜き料理の代名詞。固い(mature)チェダーチーズをのせて焼いたパンは好物で、得意料理でもありましたが、味が淡白すぎる日本のチーズに、先日は、ラタトゥイユの残りをプラスした手抜き昼食――こんな、食べ物を無駄にすることのない生活に、(自己)満足です。
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というふうに、食べることより、どちらかというと、作ること(そして無駄にしなかったこと?)を愉しむ日々。それも悪くありません。でも、猛暑が去って、一日も早く、美味しく食べられる気候になるよう、願うばかりです。

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by serendipity_j | 2010-08-24 13:58 | クッキング savoury | Comments(8)
ラタトゥイユ
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猛暑のためにお野菜まで不作。困ったものです。農家の方々のご苦労をさっし、貴重な夏野菜をまちがいなく美味しく食べたい――と思って、汗をかきかき作ったのがラタトゥイユ。でも、しょせん女(というのか、元主婦)の料理です。わざわざというわけではなく、家にあった材料にパプリカを買い足しただけの話。で、出来栄え? ◎(自己満足)!

初めて食べたのは、四半世紀まえ。横浜に住んでいたころ、うちに泊まりにきた友人が作ってくれたのが、ラタトゥイユでした。そのまえに食べるチャンスはあったはず…欧米人の多い住宅地だったせいか、地元スーパーの2階のデリには、クネルだとかテリーヌだとかのグルメなお惣菜が並び、ラ、ナントカ(笑)というトマト煮もありましたから。

ところが、横浜に引っ越して1、2年でデリは店じまいし、それから数年後に友人が作ってくれるまで、試す機会はお預けに…。その南仏料理を覚えた記念すべき日を、おかしなことに今でも鮮明に覚えています。窓から森林公園を見下ろす集合住宅の、わが家の細長い台所で、友人は(今また流行の)ボーダーを着てお鍋をかき混ぜていましたっけ…。

たぶんそれ以前に、パリ旅行などで知らずに食べていたのでは、と想像しますが、舌を噛みそうなその名前を知った日以来、ラタトゥイユはわたしの好物です。しかしながら、子ども受けするお料理ではないため、子どもたちの小さかったころには食卓にのぼることがほとんどなく、レパートリーとして復活したのは、ここ10年ほどのことかもしれません。

改めてレシピを調べると、調理方法は千差万別。概して、夏野菜の「ごった煮(別々にソテーするような指示もあり)式」と、お野菜の形を残す「ベイク(か、グリルか、ロースト)式」に分かれるようです。由来は、ニースの〝ごった煮〟ですから、わたしはオーセンティックなごった煮式(より簡単)で煮汁を多くし、お鍋(フライパン派も)で作ります。

材料はごらんのとおりで、今回は小ナスが主役。日本のレシピサイトには、セロリやカボチャを加えるものもありました。ことラタトゥイユとなると、わたしは保守的です。
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味の決め手は、ニンニク、タイム、ベイリーフ。仕上げのバジルはオプションながら、煮込むときのタイムは必須。サフラン、マジョラム、オレガノを使うレシピもあります。
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冷やしたラタトゥイユもまた、絶品です。翌日、前菜用に少々姿を変えるには、オリーヴのペストを添えて、ドレスアップ。
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ウェブを見てみると、このラタトゥイユを、フラン、キッシュ、クラフティ、クランブルなどに応用しているレシピもたくさんありました。一度にたくさん作って、翌日はバゲットにのせて翌日の昼食にも。冷凍しておけば、忙しいときのパスタ用ソースになりますから、便利です(のつもりが、母におすそ分けしたあとは全部ひとりで平らげました)。

南仏――なんて魅惑的な言葉なのでしょうか。ピーター・メイルpeter mayle の本を読んで以来、夢はふくらむいっぽうで、なにより〝からりと暑い〟気候に憧れます。ラタトゥイユは美味しく作れても、こちらは、べたっと蒸す、猛暑の日曜日。残念ですが、これが現実なり――。ひきつづき、熱中症にはお気をつけください!

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by serendipity_j | 2010-08-22 11:27 | クッキング savoury | Comments(4)
夏草あそび
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このところの、いくらなんでも暑すぎる暑さ。お陽さまに向かって、もうかんにんして、と白旗を掲げたくなります。でも、我慢大会ではないので、暑さは今日も容赦なし。日中、強い陽射しを浴びてすごい温度になるバルコニーで、なんとか咲きつづけているミントと白のゼラニュームも、暑さ疲れで元気がありません。草花にとっても酷な夏です。

ひどい汗かきでなかったはずのわたしも、この夏はハンカチ大の汗拭きでは間にあわず、かといってタオルマフラーみたいな洒落たものをもっておらず、生まれて初めて、てぬぐい版のタオルを首に巻いております。先日、東京からやってきた息子もそんな姿をあちこちで目撃し、びっくりしてましたが、これ、関西では標準スタイルのようですよ(笑)。

これまでは、どんなに暑くても欠かしたことのなかった公園の散歩も、二日に一度だったり、いつもより短い距離にしたり…。しばらく雨が降らないので、公園の草木のようすが気になって、なるべくコースを変えて歩いていますが、どこを見ても、いつもなら勢いのいい野の花でさえ、咲いているのはちらほら。相変わらず元気なのは、雑草だけです。

真夏の、花の少ない季節に、わたしはよく雑草を飾ります。たとえば、猫でなくともじゃれて遊びたくなるような、エノコログサの若い穂。
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ちょうど空になったお砂糖入れに、長さをそろえて生け、仕事机のうえに…。キツネの尻尾を束にしたみたいで、愛らしいじゃありませんか。
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カヤツリグサも、その可愛さに、摘まずにはいられない雑草のひとつ(カヤツリグサ科には、とんでもないくらいたくさんの種類があるようです)。
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茶色くなるまえの、若いカヤツリグサ。ぱちぱちと音を立てて燃える線香花火を、逆さまにもったような形の、無作為な広がり方が、わたし好み。
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公園のシダは一年中青々と繁っています。ワラビの親類にあたるこのシダの葉は、バランスのとれた美しい形をしているので、ほれぼれします。
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ガラスの花器に生けて飾ると、どことなく南国の雰囲気に。観葉植物の感覚ですが、そういえばボストンシダなど、めっきり見かけなくなりましたね。
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野原では見るからに暑苦しい雑草でも、部屋に飾ってみると、緑が目に優しく、涼しさを演出できます。とはいっても、気温が下がるわけではないので、くる日もくる日も夢見るのは、涼風の吹く、色とりどりの花が咲気乱れた公園―-―。とうぶんひるむことのなさそうな猛暑ですが、秋が近づいているのだけはたしかです。もう、鈴虫が鳴いていますから。

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by serendipity_j | 2010-08-19 10:23 | weed | Comments(4)
スモモもモモも
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スモモも桃も核果です。英語ではストーンフルーツstone fruits。中心に石のように硬い種をもつ果実は、チェリーにはじまって、梅、杏、桃、そして西洋スモモ(プラム)と、この夏も、すでにひと巡り(なんと、あの小さなラズベリーも核果なのだそう)。蒸し暑いのは嫌いでも、その美味しい核果を食べられのなら、夏を好きにならざるをえません。

もったいないような話ですが、新鮮な核果をそのまま焼くと、また別の美味しさが出るのをご存知でしたか? 鴨にオレンジ、七面鳥にクランベリー、豚肉にリンゴ――は、お馴染みの果実とお肉の組み合わせかもしれません? ロンドンに住んでいたころ、見たり聞いたり、じっさいに食べたりして、さまざまな核果を使ったお料理を覚えました。

どんな方法で味わうにしても、じゅうぶんに甘い果物なら完璧。けれどときどき、甘さの足りない代物に当たってしまうときって、ありませんか? そういうときこそ惜しげもなく、肉料理の挽き立て役にしてしまうのがいちばん。意外な相性の発見も、また楽しいものです(わたしの場合は、たとえば、ネクタリンと豚肉+バルサミコ酢の組み合わせ)。

いっぽう、おなじように果実を火あぶりにするとしても、お菓子の主役に抜擢するときは、申し分のない甘味と酸味が必要。今が旬のプラムなら、めったに期待を裏切られず、失敗もありません。焼いたプラム(イチジクも!)が、今ではわたしの大好物です。オーヴンで焼けば本格的。と知りつつもわたしは、お手軽で短時間ですむ、フライパンを使用しています。
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フランベのような調理方法で(お酒は入れても入れなくても)、表面がカラメル化したプラム。色も、紫から鮮やかな赤に変わります。見るからに、口のなかでとろけそうでしょう? 
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ブリオッシュ(デニッシュブレッドでも)のうえに、生クリーム(またはクレムフレシュcrème fraîcheかサワークリーム)と焼きプラムをのせれば、即席デザートのできあがり。
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a0147281_9373455.jpg食べるときは、パン生地にプラムの果汁とクリームが混ざるように、マナーや品性など考えず、思い切りぐちゃぐちゃっ、と(笑)。












以上は、プルーンという名前で売られている、紫色をした、こぶりのプラム(英語では乾燥したプラムしか「プルーン」といいませんが、フランス語の「プリュンヌ」から?)。大きく、細長で、肉厚のダムソンは、生のままのプラムを使うアップサイドダウン・ケーキに最適。あ、パリにいかれる方は、ぜひ、ミラベルのタタンをお試しください!
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新しい味への開眼、思いもよらなかった調理法の発見は、旅行にいけば体験できます。でも、そんな機会がないときに頼りになるのが、眺めるだけでも、考えるだけでも幸せなお料理の本。昨日のオブザーヴァー紙the observerでは、専門家の選んだ料理本トップ50を掲載。『文士厨房に入る』に登場する料理人も、数多く含まれていました。

そんなこんなで、ノッティングヒル にある料理本専門の本屋さん、books for cooksが、最近ますます恋しくなります。わたしのお目当ては、本よりもむしろ、そこのカフェで食べられるランチでしたが…。書店内のテストキッチンで、毎日ちゃんと本のレシピを試しているのです。そのいき帰りに、食いしん坊には天国の、ポートベローの青空市場で散策。ああ懐かしや…。

p.s.
ところで、食の多文化都市、ロンドンで、どうしても食べることのできなかった、英国の伝統料理、「鰻の煮凝りjellied eel」。いかがです? ロンドン旅行の折には、挑戦なさいますか?

葉月も後半に入りました。まだまだつづく酷暑を、美味しいもので乗り切りましょう!

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by serendipity_j | 2010-08-16 10:22 | クッキング sweet | Comments(15)
ミントづくし
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おそらくハーブのなかでいちばん育てやすいのが、ミント。昔は薄荷といいましたが、その言葉は最近あまり聞かず、「ハッカ」といってもわからない方がいらっしゃるかもしれません。ともかく、メンソール効果ですっきりしたい夏は、ミントがあると重宝します。うちのハーブ園(ただの鉢植え集団)のなかでもミントは、もっともひんぱんにお呼びのがかる売れっ子です。

じつは一昨日、母に買い物を頼まれて、ほんのちょっと離れたところのスーパーへいったところ、その店ではメキシコ産のライムを置いていることを初めて知り、小躍りして仕入れてきました。その目的とは? もちろんモヒートmojito。生のライムなどご近所では調達できないものと思っていたので、これまではボトル入りの100%ライム果汁で代用していました。
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数年前にキューバからhavana clubを運んできましたが、申しあげるまでもなく、もうとっくに(ほとんど)空っぽ。でも、旅行の思い出にと、ほんの少しだけ残し、壜は捨てずにいます。さて、本場のキューバ流モヒートのレシピなら、ウェブ上のhavana clubを訪ねてみましょう。ハバナのバーにでもやってきたような、楽しい仕掛けがあって、わたしはこのサイトが大好き。
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ミントはまた、モロッコ料理とも縁が切れません。夏のパーティでよく好評だった(過去形なのが寂しいかぎりです)のが、ミント入りオレンジと赤タマネギのサラダ。代表的なオレンジサラダy_chanchanさんのような)にひと捻りした前菜用のレシピは、ロンドン在住時に入手。オリーヴ油とレモン果汁であえ、じゅうにぶんに冷やして、食べる直前に粉シナモンを。
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この夏レパートリーに加わったのが、ブルガリア風キュウリのスープです。これ、ほんとうにいけます(生のニンニク入りにつき、お出かけするときには向きませんが)。要するに、キュウリの入ったヨーグルトにオリーヴ油やレモン果汁を加えるので、(ギリシャ経由の?)地中海色の濃いお料理ともいえるでしょうか。作り方はいたって簡単。材料を合わせて、よ~く冷やすだけ。
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レシピは、濃いヨーグルト(グリークタイプがない場合、もったいないようですが、ヨーグルトの水分、乳清を切ります)にオリーヴ油、レモン果汁、おろしニンニク(潰しても)を混ぜ、キュウリのみじん切り、刻みナッツ(ベストの相性はクルミ)、そしてミントを加えて塩胡椒を。スープの濃さは、氷かミネラルウォーター、あるいは牛乳で調整。ぜひ、お試しください。
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この夏は、世界の各地で森林火災や洪水の前代未聞の被害がでています。いっぽう、帰省ラッシュの足を乱したディアンムーは熱帯低気圧に…。

今日も蒸し暑くなりそうです。お仕事の方もお盆休みをお楽しみ中の方も、ミントを使った食べ物で、すっきり爽やかな週末を!
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by serendipity_j | 2010-08-13 10:41 | クッキング mixed | Comments(2)
葉月の白
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昨日、この夏初めてツクツクボウシの声を聞きました。鈍い音の鈴を千も万も集めたような油蝉の大合唱とちがって、風情があります。そして昨夜は気温が25℃を下回り、熱帯夜から開放されて久々の安眠。台風4号(ディアンムーdianmu、ちなみに3号はチャンスーchanthuという名前)の動きも気になりますが、葉月も3分の1がすぎました。

今日あたりから、お盆休みに入られた方もいらっしゃるのでは? お盆といっても、わたしは亡くなった家族の供養以外に、ふだんは仏教と縁のない生活。それでも例年どおり、京都のお寺からお坊さんがいらっしゃるので、兄の家(といってみたものの、もう兄はいません。けれど、もともとは両親の家だったのでお仏壇はそこ)に朝早く出向きました。

21日が、兄が新仏になる百か日忌です。でも、お坊さんによると今回が新盆でいいのだそう(現代生活者向きの新解釈かしら?)。いっぽう、困ったことにわたしは、兄のお通夜以来、お経を聞くと、「パブロフの犬」の条件反射的に涙がこぼれるようになり、納骨のときもそうでしたが、今朝も、涙と鼻が止まらずお経に雑音を入れてしまいました。

また、15日は終戦記念日でもあるため、この時期は人の死やその運命について、思いを巡らさずにはおれません。それで、心を清めたい気持ちがするからか、自然と部屋のなかの白いものに目がいくので、毎夏お盆まえになると、ていねいに埃を払い、布巾は漂白し、花瓶や飾り、お菓子の缶なども洗います。わたしなりの、「お清め」です。
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野の花も暑さ疲れ――そんななかで目を惹いたのが、清らかに咲く白い花、イヌヌマトラノオ。漢字で犬沼虎尾と書き、猛々しい名前とは裏腹の可憐さです。
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花の少ない時期にも咲く、ありがたいペパーミント。色は薄い紫とばかり思っていましたら、咲いているのはほとんど白。暑さのせいで色が抜けたのでしょうか? 
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ディアンムー、日本各地の上空で暴れたりしませんように!

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by serendipity_j | 2010-08-11 13:56 | 花 indoor | Comments(0)
nagasaki
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11時02分。回避できたかもしれなかった、ふたつめの原子爆弾が長崎に落とされた時刻。この日になると毎年母は、なんで長崎へいかへんかったんやろ、という話をします。福岡に6年住んでいながら、平和公園などはテレビで観たことがあるだけ。それでもおなじ九州に住んでいたというだけで身近に感じ、この記念日を忘れたことはありません。

本来の投下目標が、奇しくも住んでいたことのある小倉だったという話は、わりと最近になって知りました。母は京都の街中育ちで空襲を知らず、父も戦時中は学生で、わたしは両親の口から〝悲惨な〟戦争体験の話は聞いたことはないものの、平和祈願の意識を親子で共有してこられたのは、ふたつの原爆記念日のおかげです。

戦争で消えた多くの命の犠牲のうえにいまの日本があることと、核爆弾について考えさせられる日が、たとえこんなふうに年に1、2日だとしても、だれもがその恐ろしさと愚かさを、この先も忘れないことが大事。そう思います。
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by serendipity_j | 2010-08-09 12:16 | miscellany | Comments(2)
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