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セレンディピティ ブログ
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曼殊沙華、またの名をスパイダーリリー

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きょうもニッポン(といっても体験してるのは近畿地方)は朝から晴れ渡っています。きのうは、えもいわれぬ美しい秋の日でした。昨年の秋はどうしたことか見ごろを逃してしまった彼岸花、あるいは曼殊沙華。わたしはお彼岸に咲くこの花を、お墓とリンクしたイメージを払拭するためにspider lily と呼ぶのが好きですが、とりわけ白花のlycoris albiflora は、まさに彼岸(あちらの世界)で咲く花のごとく華麗で神秘的。

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一方、一度見たら一生忘れられないような、毒々しさではピカイチの紅いlycoris albiflora も満開です。突然現れて燃えるように咲き、こちらもやっぱり現実離れした花。赤い炎が広がるように田んぼをとり囲み、そばをゆく人の目を釘づけに…。今年も、うちのお嫁さんの御殿場のご実家から新米がすでに届いてますけど、公園のミニ田園も実りの季節を迎えています。家にいても外から金木犀が香る、極楽気分の秋です。

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なのに、極楽気分とは正反対なのがこの世の中の出来事――ロヒンギャ難民の惨状にメキシコ地震、イルマにホゼにマリアと立て続けに被害をもたらしたハリケーン。そして、吐き気がするほどすべての言動に品も知性も雅量もゼロ以下の米国大統領と、かの国の裸の王様の危険な挑発合戦。どちらも一国の指導者になってはいけない人物だというのは一目瞭然ですが、タイミングよく持ちあがったその北朝鮮問題と、みんなとうの昔に自覚している少子高齢化を唐突に持ち出し(世界的不景気のリスクを理由に消費税の増税延期をしたときもそうでした)、「国難突破解散」を高らかに言い放ったニッポンの総理大臣。自己保身解散のための都合のいい理由だと、見え見えでしょ? 待ちに待った素晴らしい季節がやってきたというのに、腹が立つことばかりなのです。


でも、よい週を!


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by serendipity_j | 2017-09-26 16:29 | 花 park | Comments(0)
秋はここ

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気がつくと、秋。待ちに待った秋の訪れです。まずは季節の果物でそれを確認します。ようやく林檎が登場!と思ったら、すでに柿まで出回っているのにはびっくり。お隣の公園でも、花梨やマルメロ(写真はこれ)そしてアケビが、うっすらと色づきはじめています。

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パーゴラには、今年もキウイが文字どおりの鈴生り状態。たくさん落ちているものの、(不味いのか)拾う人はいません。一方、パーゴラをとおり抜けながら味見をする人をよく見かけた葡萄は、ほぼ全滅。わがやの山葡萄も、今年は花が全部落ちて生りませんでした。

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秋の花壇は、すっかりお馴染みの花ばかりです。おなじような色と姿の花を見たのは、ついこないだのことのような気がしますが、そうか、もう一年が経つのですね。去年の秋は、母がまだまだ元気だったし、米寿のお祝いをしたんだわ、と想い出して涙…。秋です。

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毎年、松の木が枯れているのを目にするのも、この時期。片や、草が刈られていない場所ではどの草も秋を謳歌し、勢いよくからまった仙人草(sweet autumn clematis)が目立ちます。葛と比べればずっと愛らしいので、侵略的な雑草ではあるけれど、気になりません。

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もうひとつ、わがもの顔で芝生の斜面をおおい尽くしているのが、毒を持つ、嫌われ者の悪茄子(ワルナスビ)。つけるのが食用になる実なら、「雑草」にならずにすんだでしょうに…。何を見てもメランコリーとセンティメントが交錯する、秋はこれからが本番です。

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そして最近になって、ふと気づいたことがあります。季節感を大事にする日本では、9月になるともう麦わら(いわゆる植物由来の素材)帽子をかぶらないものなのだ、と。つばの広いものはさすがにちょっと抵抗があるけど、中折れ帽のようなのなら大丈夫でしょ、と、まだかぶっていました。が、そういえば暑かった昨日でも、麦わら帽子姿は、公園を歩く人のなかには誰ひとりとしていない…。

季節にはこだわらず、気温に応じて身に着けるものを決めるという装いの西洋化が、抜けきれないのかもしれません。でも、強い陽射しと蒸し暑さのなかで袖のあるもの(長袖、あるいは長い手袋)を着るなんていう真似は、わたしには無理。毎夏、公園で肩を出して歩いているのは、近くの大学の留学生かわたしぐらい? 猛暑の日でも肌を出さない奥ゆかしい日本の女性には、とてもなれません(苦笑)。



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by serendipity_j | 2017-09-22 20:46 | 花 park | Comments(0)
この夏を、ふり返ると

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母のいない夏。この夏はほぼ毎日早起きをし、ときには近所では手に入らないちょっとスペシャルなパンを食べ(写真は、息子が横浜から運んでくれたbluff bakery のクロワッサン)、それから主を失った住まいにかよって、積み木の山を崩すように、すこしずつモノを消し続けました。

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うちにはお仏壇がないかわり(義姉の住む元実家にある)、居間に置いた父と兄、そして母の遺影に毎朝話しかけ、コーヒーを供えます。お盆の前後は、遺影に飾る花が途絶えてしまい、いただいたお供えの横に、母の住まいから持ち帰った造花とspode のキャンドルを添えました。

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毎日よく歩くので、ふだんはくのはスニーカーばかりです。でも、雨が降るとスニーカーは最悪。数年前にオシャレな膝までの長靴を買ったけれど、夏は暑くて無理。というわけで買ったもののあまりはく機会のなかったゴム製のバレーフラットに、この夏は何度か出番がありました。

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車を持ってないので、働き者で力持ちの蟻のごとく毎日毎日「人間蟻」となって、お皿やら扇風機やらの家財道具と想い出を自宅に運んでいましたが、途中、必ず荷物を降ろしたベンチが、公園の片隅にありました。とりわけ静かなその場所で、茂みに隠れて、ときおり涙したことも…。

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真夏にスニーカーで歩いていると、足首だけが焼けて真っ黒。けど歩きやすいサンダルとなると、デザインは限られます。フェミニンなヒールに縁のない娘も義理の娘も、昔からはいてるのがビルケンシュトック。この夏はついにわたしも、敬遠していた「ビルケン・ホビット族」の仲間に。

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この夏中S夫人からの夏野菜とハーブの供給はうれしいかぎりでした。キュウリは、冷蔵庫のなかでピクルスになりつつあります。花壜のなかで根を出したバジルと青紫蘇は、現在、植木鉢でふたたび成長中。一方わが家では、夏の暑さに耐えかねて、丈夫なタイムもミントも枯れました。

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暑いと、どうしても食べたくなるのがアイスクリーム? しかも毎日? ま、大きさからいってもお値段からいっても、自分を許せるアイスクリームを発見し――ココナッツにチョコレートとオレンジの風味が絶妙に調和した「ゴールドライン」――11本が常習化。この夏のヒットでした。

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ともかく何もしたくなかった夏。とはいえ、母譲りの貧乏性は死んでも治りません。母の遺品には手作りのものがたくさんありました。わたしが預けていた布が母の押入れから大量に出てきたため、母のスツールとうちのオットマンに手縫いのカヴァーを(生地が硬く、完成までに折った針2本)!

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この夏を、ふり返ると


p.s.

写真にはないけれど、この夏を生き抜く助けとなったことのお話を…。それは、ここ数年、欧米でものすごい評判になっていても、それまでは故意に観ずにいた「game of thrones」にとうとうハマってしまったこと。もう5年もまえに「jon snow」の名が欧米のメディアにちょくちょく登場していたとき、てっきりitv(英国の民放)の名物ニュースキャスターのことだと思っていましたが、そうではなく話題のテレビ番組のヒーローの名前だとわかっても、なんだかまどろっこしそうな内容に、食わず嫌いをしていました。

ところがこの夏は1冊の本も読まず、晩は無為な時間をすごしていたため、食指が動いてシーズン1の第1話をネットのオンデマンドで鑑賞。あの『macbeth』と同じくらい暗いけど面白い! HBOの制作ですから、裸(男女とも!)とセックスシーンが不必要に出てくるのには正直うんざりさせられるものの、英国人の俳優が大方でアクセントで懐かしい。テレビと違って好きなだけ観られるので延々と観続けました。けど、話が込み入っててよくわからないの。王の座を狙う争いだから、なにしろ登場人物が多すぎるんです。

それで背景や解説をいろいろ調べて読んでいると、ついでに俳優たちのプロフィールやゴシップも読みたくなって、ふと気づくとすぐに夜中の12時。それでも朝は早く目覚めるので、この夏はすっかり寝不足になりました。ひと月で6シーズン分を観終え、ちょうど夢中で観ているころに米英で放映されていたシーズン7のストーリー展開もメディアの記事で逐一追い、いまは気の抜けた状態で「失敗集」や「裏話」を観る毎日です。現在ロケ中のシーズン8で完結するらしく、放映は2019年になるんだとか…。

一方、この夏はわたしからテニスが消えました(笑)。数か月前、錦織選手にとってもファンにとっても大事な試合を観ていたとき、頂点を何度も極めているナダルやフェデラーにはいまだに見られるような、「勝ってやるぞ!」という気迫が、いまの彼にはやっぱりない!とついに愛想をつかして、「錦織圭のファン返上」を(勝手に)宣言。が、それでも錦織選手の出場試合はいつも応援してましたが、故障続きの末、大きな怪我で今期を終えました。ほかの選手を追う気にもなれず、テニスは結果を知るのみに。

錦織選手の不調は、占い師に入れ込んでる「彼女」との関係が影響していると言われてますが、まったく影響ないこともない? ただ、恋人ができると日本ではすぐに「結婚」と騒ぎますけど、つきあっているからといってそう簡単に結婚と結びつけないのが西洋です。錦織選手は結構「日本気質」とはいえ、そこんとこは、みんなツアーに恋人を同伴してるし自分だって、と暮らしてる世界の常識で考えてたのでは? 若いんだもん、恋人くらい欲しいですよ。2人の動画観ると、いやあ、幸せそうじゃありませんか?

なのにこれだけ彼女に批判が集中するのは、見るかぎり(品のなさはともかく)「只今恋愛中」な感じが皆無で、錦織選手に「ぞっこん」というわけじゃなさそうだから、という気も。だったら何のためにつき合う? 昔からgold-digger が集まるのが芸能界。かと言って、芸能界でのキャリアを確立し、自立した女性でもなければ自分の夢を追っている女性でもなく、はたまたどこかの財閥のドラ娘でもない、というのも彼女が嫌われる理由なのかも。で、総合的に判断すると、錦織選手、やっぱ女を見る目はナイっすね(笑)。


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by serendipity_j | 2017-09-12 15:16 | miscellany | Comments(0)
長月の黄金いろ

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相変らず、自宅と亡母の家との往復で毎日とおっている公園ですが、おとといの遅い午後に、真夏のあいだ足を延ばせなかった区域を訪れました。

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ありました今年も。公園の斜面につくられている「ひまわりパッチ」が。曇りがちな日ではあったものの傾いた陽に照らされ、黄金いろに輝く花々!

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花壇には、終わりかけのblack-eyed suzanと黄金期を迎えた女郎花。東アジアが原産とされ、英米ではgolden lace の名で庭先に馴染んでいる もよう。

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季節はなんだか一機に移ろい、朝晩めっきり涼しくなりました。亡母の「家じまい」はほぼ終了(ええ、じつは完全にはまだで、昨日やっと最後の植木鉢を運び終えたとこ!)。着手してから数週間もたっている(超苦手な)ペイパーワークも、来週、法務局への三度目の訪問でようやくカタがつきそうです。


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by serendipity_j | 2017-09-06 20:54 | 花 park | Comments(0)
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