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セレンディピティ ブログ
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マリアーネの部屋
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台風の影響で、本日は「猛暑」も休憩に入ってます。予報では、明日からまた、35℃以上の暑さに…。復活して欲しくない、猛暑の残暑です。これほどげんなりする残暑は、いまだかつて経験したことがありません。こんな不快な残暑とは雲泥の差の、パラダイスにいるような、素晴らしい残暑を、ベルリンで経験したことがあります。

3ヵ月だけベルリーナーになるべく、まだ蒸し暑さの残る東京からベルリンに移ったばかりの9月初旬、その年のヨーロッパはちょっとした「異常気象」のせいで、だれもが大歓迎の、地中海地方にるような残暑がつづいていました。毎年この季節には、あのベルリンの残暑が恋しくなるわけですが、青い空とともに、ベルリンでの間借り生活を、懐かしく思い出します。

忘れられない日々をすごした、わたしの「お城」があったのは、かなりファッショナブルな地区の、築百年以上にもなる古いアパートの中。大家さんのマリアーネは、猫3匹と暮らす、現役を半分引退したコスチュームデザイナーで、広いアパートの部屋はどこも、彼女のコレクションの衣裳や装身具で埋まり、博物館といった感じでした。

わたしの部屋はホフ(中庭)に面していたので、夏がまだベルリンに留まっていたころは、窓を開け放ち、四角い青空を眺めました。部屋の黄色い壁は、マリアーネの元夫(2番目)が描いたドローイングが飾られていましたが、寝具は壁と反対色のラヴェンダーで、赤いランプや赤い調度品が置かれ、まるで色の洪水…。でも、微妙にバランスがとれているんです。
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マリアーネが世界中を旅行して、あちこちから持ち帰った異国趣味のオブジェが、どの部屋にも。あらためて見ると、アナ スイanna suiっぽくも?
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仕事部屋には、生地やミシンのほか、資料のファイルが山積み。そしてアイロンの骨董コレクションも。たいてい彼女はここで、猫と一緒にtv鑑賞。
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マリアーネに刺激を受け、ギャラリーに、美術館に、オペラに、演奏会に、毎日出かけてベルリン中を歩き回り、ある意味での〝危機〟(精神的な)を乗り越え、その後仕事に復帰できました。ただし、思いどおりにベルリンの壁崩壊10周年を現地で迎えたものの、東西の市民の無関心さには拍子抜け。再統合後の厳しい現実に、お祝い気分ではなかったのでしょう。
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それから3年ぶりでロンドンからベルリンに遊びにいったときも、9月初旬のベルリンは、素晴らしい残暑がつづいていました。マリアーネとシメーリス(彼女の元恋人で、彼女にとって無二の親友)に再会し、その後しばらくはクリスマスカードも交換していたのに、いつの間にか音信が途絶え…。どうしてるかな、とかならず二人を思い出すのが、この時期です。
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残暑さえ終わってくれれば、温かさを演出したインテリアも気になり始めます。どっちにしても小手先のことで、わたしの北欧趣味に大きな変化はないのですけど(笑)。オバマ大統領も最近模様替えなさったそうで、「ザ・アメリカン・インテリア!」と名前でもつけたいような、ホワイトハウスのインテリアの変遷、結構、おもしろいです。

今、雨があがり、ちょっと蒸し蒸ししてきました。いっぽう、台風の被害が心配ですね。

p.s.
先日の全米オープン・ジュニアの対決メンバー、日本人同士ではありませんでした。情報が混乱し、失礼しました! どうもまだ、サイトの表の見方がよくわからない(というより、基本的な知識の欠如?)。その後予選から勝ち上がったジュニアたちもまだまだ健闘していて、牟田口恵美と穂積絵莉は本線1回戦、2回戦のダニエル太郎と内山靖崇は3回戦に進み、16強入りのモヨウ…(と、今回は念のため含みをもたせます)。ともかく、nipponテニスのジュニアたち、がんばってます!

↓you can make my day ;) thank you!

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by serendipity_j | 2010-09-08 13:13 | berlin
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