関西でソメイヨシノのお花見ができる週末は、おそらく今週かぎり。ピンクの花影を求めて、たくさんの人たちが野に町に繰り出します。花といえば桜。桜を愛でることなしに、本格的な春はわたしたちには訪れません。なんて素晴らしい、日本独特の習慣なのでしょう。
いっぽう、先日、今年初めての蝶を見たウォーキング中に、摘んで帰った
ハルジオン(春紫苑)。そのピンクが、あんまり可愛らしいので、わたしは部屋のなかでも、春を告げる花を愛でています。じつは、ハルジオンとヒメ
ジョオン(姫女苑)はよく似ているので、混同しがちです。
でも、春先に咲き始めるのは、うっすらとピンク色のハルジオンのほう。この小さな花は、50から100枚の細い花弁をつけているそうですから、1枚ずつ花びらを抜いて「恋うらない」をするのには、向いていません(笑)。
昨日、雨があがったのをたしかめて、お昼まえにいそいそと近くの川辺のソメイヨシノを見に出かけました。ピンクの天蓋の下、花びらがはらはらと散るなかを歩くのは、何度歩いても、少々浮世離れしたひとときです。
被災地の小名浜にもソメイヨシノが開花したという
ニュース。
どちらさまも、よい〝お花見〟サンデーを!