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幻の二年目
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六月。新聞の記事にヴェネツィア・ビエンナーレの文字が見えると、ああ、もうまた「二年目」が巡ってきたのね、と思います。じつはわたし、現代美術を勉強し、毎日が現在美術とともにあったロンドン留学時代にも、そのまえにもあとにも、この美術の祭典を訪れたことがありません。

昔、ひとりでヴェネツィアを旅行したのは六月でした。あいにくその年はビエンナーレの行われない間の年にあたり、その後何度かビエンナーレの年にヴェネツィア行きを計画したものの実現にはいたらず、ならいっそ、夢か幻のビエンナーレ、にしておくのも、いいかもしれないと思っています。
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フィレンツェから回ったヴェネツィア――水に浸かった古い漆喰の壁。運河に揺れる黒いゴンドラ。旅人を迷子にする小路。青緑色の海に反射する六月の光。あまりにロマンティックな姿に胸をしめつけられる思いがし、一泊で切り上げると、逃げ出すように夜行列車に乗ってパリへ向かいました。

寝台車の二等コンパートメントで、束の間の隣人となったのは、パリに住むイスラエル人の女性と、ヴェネツィアでオペラ理論の博士課程で勉強する青年。彼は、学会に出席するためにパリへいくところなのだそうで、おぼろげな記憶ながら、ヴェネツィアの音楽について話をしてくれたようでした。
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朝まだきのリヨン駅に到着すると、先を急ぐその女性に別れを告げ、メトロの駅まで一緒だったその青年とも、雑踏の中で別れました。わたしはその後パリでは友人と再会し、ロンドンへ飛んで、またローマへ舞い戻ってからアリタリアで成田へ。二週間ほどの旅。どこか切ない六月の思い出です。

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by serendipity_j | 2011-06-10 10:11 | 旅行 overseas | Comments(0)
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