シャブリやボジョレーで知られるフランスのワインの産地、ブルゴーニュ。そのワイン色、le bourgogneは、バーガンディーのことです。
ワインレッドよりもやや暗い赤です。そのバーガンディー色に染まった木の枝や雑草の茎を、この時期、お隣の公園でよく見かけます。
今ちょうど雪柳が、そのバーガンディー色。かと思えば、花を咲かせた枝も。春先に、道の端まで吹雪いたように咲く
公園の雪柳。
毎年こうして狂い咲きする枝を、かならず見ます。あるいは、枯れた葉をすっかり落としているなかで、紅葉をそのまま保った枝も。
英語の名を調べると、baby’s breath spireaが一般的でした。「赤ちゃんの息」はカスミ草のこと。春の姿は、似ているかもしれません。
大寒がすぎました。今週は冷え込むとの予報です。この寒さなら紛れもなく真冬。けれど、雪柳には秋と春が同時に存在するようです。
みなさま、お風邪など召しませぬよう、どうぞお気をつけくださいませ。