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先週のことです。階下の郵便受けに入らなかったからと、郵便屋さんが手提げ袋の荷物を届けてくれました。なかを見ると、小さな手提げ袋が。 その、ピンクの小さな手提げ袋に入っていたのは、コーラルピンクの箱。今度はその箱を開けると、白に金の縁どりのある、楕円の箱が現れました。 送り主の名前は、fragile moon のlunaya さんです。お手紙も添えられています。箱のふた開けるまえに、lunaya さんのメッセージを読みました。 以前、lunaya さんの人気ブログでお見かけしたことのある、lunaya さんお気に入りのボンボンを、ぜひわたしに、と送ってくださったのでした。 わたしもお気に入りの長崎堂。でもカステラとはちがい、クリスタルボンボンは心斎橋の本店でしか買えず、しかも季節限定の人気商品なのです。 昨年の暮れに買いにいかれたときは売り切れで、予約までして、二度も足を運んで手に入れてくださった貴重なボンボン――いったいどんな味? 夢の味でした。夢にも味があるとしたら、絶対にこんな味…。小さなボンボンをひと粒口にふくみ、そっと噛むと、シャリシャリと壊れました。 すると口のなかでリキュールが流れ出し、甘美な歓びがひろがります。至福の味をかみしめたのも束の間、すぐに消えました。甘い余韻を残して。 このはかなさと甘くおぼろな記憶は、夢の味にちがいありません。そして白い箱のふたを開けるとき、昔懐かしいオルゴールが胸に浮かびました。 ふたのシールのレトロな絵が、子どものころ、お誕生日祝いにもらったオルゴールのふたに描かれていた、少女の絵とよく似ていたからです。 ふたを開けると、金属的な音色の「乙女の祈り」が流れてきそうですし、lunaya さんは音楽家でもありますので、そんなことを思いました。 ボンボンについて調べてみると、田辺聖子の本にも、「オルゴールの音色を砕いてお菓子にすると長崎堂のボンボンになる」と書いてあるそうです。 大作家さまと偶然おなじことを想像し、驚きました。けれど、おそらくオルゴールを知っている世代の女子なら、誰もが思うことなのでしょうね。 「お薬を呑んだあとの口直しは、金平糖がいいの」という母も気に入ると思い、ちょっと惜しいという気がしつつも、おすそわけをもっていきました。 じつはこの、淡い夢の味のボンボンを送ってくださったlunaya さんとは、夢のなかでお会いした以外、現実にはまだお会いしたことはありません。 まめなソーシャルネットワーキングに不向きなわたしは、facebook もtwitter も、始めてもう5年ほどになるのに、ほとんど更新せずそのまま。 いっぽう、気晴らしのブログは、家族や友人だけでなく、知らない方々にも見ていただき、こうして交流が生まれているので、わたしは幸運です。 時間を割いて読んでくださる方、コメントまで書いてくださる方、またこちらから訪ねたりと、ウェブ上で出会う偶然を思うと不思議で、また嬉しく思います。 出会いはいつもこのボンボンの味のように、形のない甘美な記憶です。 londondocomoのポータルサイトで外信コラムを連載中 ↓click! ベッカム家の次男坊、ロミオくんがモデルデビュー!
by serendipity_j
| 2013-01-14 23:22
| 月曜日の白
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