お隣の公園のブルーベルが見ごろになりました。英国では、本格的な春を告げる花。今日のようなひんやりとした日はとくに、英国の春を思い出します。
ブルーベルが一面に咲く林を散歩するときほど、魔法を身近に感じることはありません。あたりが青い魔法にかかっている姿を、目のあたりにできるのです。
毎年、しつこくおなじことをお話ししてしまいますが、英国では、自生している
在来種のブルーベルが消えつつあり、保護を訴える声が年々高まっています。
スペイン生まれのブルーベルが垣根を越え、自然のなかで繁殖するだけでなく、在来種と交雑し、ハイブリッドがどんどん増えているそうなので、厄介です。
スパニッシュ・ブルーベルもほんとうに可愛いのですが、
イングリッシュの可憐さを知ってしまうと、やっぱりどうも、しとやかなほうをひいきしがち…。
お隣の公園に咲いているのはとうぜんスパニッシュ。花壇を抜け出したスペイン生まれのお転婆さんが、思わぬところで咲いているのを、よく見かけます。
英国の春を思い出しつつも、皐月は大好き。日本にいてよかったと思うこのごろです。大型連休後半、お天気にも恵まれそうです。よいlong weekend を!
londondocomoのポータルサイトで外信コラムを連載中
こちらも、ブルーベルの話題です。日本の「フジバカマ」はだいぶ回復してきたようですが、お花が悪いわけではないけれど、このイングリッシュ・ブルーベルが絶滅してしまう恐れもあるんです。ぜひ、読んでみてくださいね。
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