夜のあいだに、台風man-yi(マンニー)が通過した近畿地方。大勢の方々が避難を余儀なくされ、各地で被害も出ていますが、いまは青空がのぞいています。
昨日、雨がお昼まえに止んだため、買い物に出るついでにお隣の公園に寄り道しました。少し歩くとポツポツと雨が落ち始め、傘をとりにうちへユーターン…。
ついでにカメラも手にし、今度は公園へユーターン。そぼ降る雨に濡れた公園の、静けさが好きです。それに小雨のなかでは、草木の緑がもっとも鮮やかに見えます。
水生花園では睡蓮がふたたび咲き始め、花の終わったウォーターカンナの葉に降る雨は、こみあげる涙が頬をつたうように、何本も線を描いて落ちていきました。
小雨の公園が好きなのはわたしだけではないようです。傘をさしながら歩く人、そしてカメラ女子や男子の姿も(わたしのとは大違いの本格的なカメラを抱えて!)。
野葡萄や小紫の実が色づき、曼珠沙華も咲いていました。青々とした夏の野原や湿地の風景も、じきに秋らしい色に染まります。露草も川芹も、そろそろ見納めです。