ちょうど一週間前の土曜日、新幹線に乗って到着した秋の東京。でも、ほとんど夏でした。それでもご覧のとおり、澄んだ空の青と陽の光は、夏のものではありません。
今回はさまざまな用事を片づけながらの滞在でしたが、
復原された駅舎を絶対見たい!と、人と会ったり訪問したりする時間の合間をぬって向かったのは、東京駅でした。
新幹線が品川で停車するようになってからは、東京駅を利用することもなくなり、わざわざ見学するために足を運んだのは、完璧な秋晴れだった日曜日のことです。
青空に映える赤レンガのレトロな建物――なかなか趣があって、ヨーロッパの駅舎を彷彿させます。ただ、どこもかしこも、真新しさでピカピカではありますけれど。
もとの駅舎の一部は、1988年にオープンしたステーション・ギャラリー内に残っています。1991年の10月、わたしは『
磯崎新 建築展』を訪れたさいに見学しました。
今回は時間がなく、開催中の『
植田正治のつくりかた』を観ることはできず、残念無念。駅舎の写真は外観も内観も、いい時間帯で撮れただけでもヨシとしましょうか…。
ところが、もっと写真を!と欲が出たわたしは、台風が去った水曜日の午後、ふたたび東京駅まで足を延ばしてシャッターを押しまくり、大慌てて新幹線に乗りました(笑)。
(写真は日曜日と水曜日に撮影したものがまざってます)