早くも4日。いまどき、2日が仕事始めとなる会社はないでしょうけれど、わたしは2日に、ジャムづくりを始めました。この季節ならではの、冬苺のジャムです。
毎年、母といただくお節を詰めるのはわたしの仕事。それで毎年、年の瀬が迫ると、お隣の公園に笹や羊歯の葉を採りにでかけるのですが、冬苺を見つけました。
この冬は久々の豊作で、よ~く見ると、茂みに隠れてルビー色の実があちこちに。2日に出直し、さっそく収穫しました。
2009年の年末以来のジャムづくりです。
根こそぎ摘むつもりはないとはいえ、何しろ粒が小さく、ある程度の量がなければジャムはできません。ふだんはクモが大の苦手でも、このときばかりは我慢がまん。
帰宅し、今度は根気のいる作業に…。cd (ヴェルディの『アイーダ』!)をかけながら、ひとつひとつ実をはずし終わったとき、ちょうどの最後の曲が終わりました。
わたしのジャムづくりは、レモン果汁とお砂糖で煮るだけ。冬苺はペクチンが豊富で、ちゃんと固まります。ラズベリーに似た食感ですが、酸味は強くありません。
この冬苺 rubus buergeri は木苺の仲間で、(いま関係がこじれている)中国、韓国、そして日本だけに自生。中国では寒苺 han mei と呼ばれているようです。
指にトゲもささるし、処理に手間ひまかかるので、冬苺ジャムづくりに挑戦しようという方は、そうはいらっしゃらないかも。わたしは、そこが好きなのですけどもね~。