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春の影
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きょうはうるう年の29日。冷たい雨が降りだしました。一雨ごとに暖かくなるのが春の雨、ところが暗い空を見ると、春をまた遠くに感じます。この時期は子どもたちや若い人たちが春に向けて心を弾ませるときなのに、新型肺炎の感染が拡大し、日本中に暗い影を落としています。郊外に住んでいるので、実感としてはあまりないものの、美術館や遊園地など公共施設の休業やさまざまな行事の縮小や中止の報道を知ると、ふだんあたりまえに思っている楽しみを、どんどん禁じられていくようです。

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こういう事態はほんとうに初めて。一世紀ほどまえに爆発的に流行した「スペイン風邪」というものを、いまなんとなく想像できるとはいえ、世界を行き交う人の流れの速度も規模も当時とは比較にならないわけで、感染は拡大するばかりのよう。収束するまで、必要ではない人との接触を避けてだれもが大人しくしているしかありません。まあわたしは、食材の買い出しか公園でウォーキングする以外は動かないので、いつもどおりの生活なのですが、外で働いている方々はリスクが多くたいへん。

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こういう未曽有の危機に直面したとき、国の危機管理能力やリーダーの真の力量が如実に出るため、いわずもがなニッポン国民を率いるリーダーの無能さと対策のお粗末さには呆れるばかりです。緊急対応策予算は、他国とはけた違いの153億円ぽっちで、兵器を爆買いするくせに、今回の緊急事態で経済的影響を受ける国民の援助には「テコでも金(って、わたしたちの税金なんですけど)は出さないぞ」的な姿勢には、怒りがこみあげます。支援者の方々も、そろそろ見限ってもいいのでは?

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感染予防対策に政府が右往左往していることから、米国並みの疾病対策予防センターを日本ももつべきだといわれています。でもその米国でも、帰国したクルーズ船乗客に接した職員がウイルス防護服を身に着けていなかったことがわかり批判が出ていますし、そもそも(株価のことしか考えてないといわれる)米大統領が丸投げして対策担当に任命したペンス副大統領は、科学を否定する福音派キリスト教徒で、はたしてどれほど科学的医学的な提言に耳を傾けるのかと不安視されているようです。

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いまこそリーダーのお手並み拝見、などと流暢なことをいってられないときではありますが、どの国もリスクを抱える状況下で、自国のリーダーの真の姿を見ることができるでしょう。この危機を「政局にするな」という声があるとはいえ、記者会見でも口から出まかせをいうのがお得意で、それを否定する報道機関には訴訟さえおこす米大統領、かたや、お膳立てした質問にすらフリガナまでふられた原稿を読むだけの日本のソ~リ、どちらももう、一刻も早く去ってくれることを願うばかりです。

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いまのところコロナウィルスとは無縁の公園の、雨に濡れた落ち椿。冬から春に移ろうときの風情を感じます。そして、多くの水鳥たちが池から姿を消したいっぽうで、海の向こうへ渡る途中に、羽を休ませるためにやってきた鳥もいます。数十羽からなるキレンジャクの群れです。初めてその姿に(常連のバーダーが)気づいたのは先週の木曜日でした。その翌日から、キレンジャクの数とおなじくらいの、数十人のバーダーが集まっていますが、雨降りのきょうあたり、人知れず旅立ってしまうのかも?



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by serendipity_j | 2020-02-29 17:09 | 四季
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