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藤色の春
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早くも藤が満開に…。藤が咲くと春はまさにたけなわ、地球温暖化のせいかすでに初夏の気配さえ感じ、晩春の花が競うように咲くので、どことなく忙しない気にさえなります。というわけで、あのうららかな春先よりも好きになれない季節ではありますが、野に咲く花を摘む愉しみをもたらせてくれる、幸せな季節です。

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道端や草むらに目をやれば、それまで気づかなかった小さな花や、まだ名前を知らない花が、限りないほど咲いています。そんな雑草のひとつで、去年はじめて目にした花が、この弱草藤(ナヨクサフジ)。柔らかい紫色の花です。

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去年、公園の植え込みで咲いているのを発見。花が咲くまでは、カラスノエンドウと見分けがつきません。今年は、まだ冷たい風の吹く月初めに、枯草におおわれた川沿いの道を歩いていて、鮮やかな紫が目に飛びこんできました。

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歩くたびについ摘んでしまうので飾る場所がどんどん増え、食卓のうえにも寝室にも居間にも、古い家族写真のそばにも、この弱草藤が…。スミレに始まり弱草藤、キランソウにカキドオシと、春の野辺は藤色の花で彩られます。


よい週を!




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# by serendipity_j | 2019-04-23 17:20 | weed | Comments(0)
受難の金曜日の卵とレモン
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きょうは復活祭のまえの金曜日。そう、Good Friday「受難の金曜日」です。キリスト教徒の国では、卵が死と復活の象徴とされ、復活祭にはカラフルな色をつけた茹で卵がつきものですが、この時期のレシピサイトでも、ふだん以上に卵を使った料理が登場します。


というわけで、復活祭と聞いて連想するのが卵。そして黄色のラッパ水仙。ともかく、お陽さま色の黄色が「復活祭の色」だと勝手に思いこんでしまっているのです。キリスト教徒ではないためお祝いすることはないものの、無性に黄色い食べ物を口にしたくなります。


たとえばレモンカードなどは、まさに、(仔羊のローストとは縁のない)わたしにとっての復活祭の食べ物(笑)。国産のレモンと新鮮な卵と、無塩バターさえあれば簡単につくれます。卵黄オンリーよりも卵白もつかったほうが好みなので、色は少々ソフトな黄色ですが。

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それでも、卵黄を多く使うレモンカードをつくると、どうしてもあまるのが卵白。そこで、メレンゲを薄いスポンジケーキのように焼き、クリームを巻いたお菓子、ルーラード(ロールケーキ)をつくりました。泡立てた生クリームには、レモンカードを混ぜ合わせています。
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Mary Betty さんの忠告どおりにしたにもかかわらず、やっぱり紙にくっついてしまって、うまくはがれせなかったけれど、ま、なんとか形にはなりました。一度には食べられないので冷凍し、きょうは解凍したものを食べています。でも、卵のふわふわ感はそのまま…。

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本日のプリザーヴと焼き菓子 :

lemon curd / lemon meringue raulade

レモンカード/ レモンメレンゲ・ルーラード


いっぽう今年の復活祭は、決められないブレグジットで政治家不信が深まり煮詰まってる英国、ノートルダム大聖堂の火災でショックが尾を引くフランス、ロシア疑惑についての特別検察官の報告書が公開されて国の分断がますます進む米国など、キリスト教徒が多く住む国のどこを見ても、明るいムードが感じられません。けど、復活祭と関係なしに、世界中の雰囲気がこれほど暗いのは、なぜ?


世界を暗く醜くしている元凶は、やっぱりトランプさんなのかも。なにしろ、世界への影響は少なくないはずです。世界中の狡猾な政治家が、あれでいいんだ!って思ってしまっているから…。清廉潔白にはほど遠い、とにかく嫌な人間です。けど、ニューヨーク生まれの自分の父親が「ドイツ生まれ」だといったり、明らかに嘘だとわかる子どもじみた嘘は、じつは精神的な病(認知症の前触れ?)だという精神科医の分析もあるらしく、性格が悪いうえに、自分でも正しい判断ができてないのかも? 


やましいことがあるからいろいろ隠しているわけで、そのための正当な調査までもを「前代未聞の大統領への嫌がらせ」としてすり替え、気に入らない意見の持ち主を公然と攻撃したり平気で嘘をついたりする人間を、なんと、冗談抜きで大統領に選んだ人たちが間違っていたことを早く自覚してくれればと思うのですが、なにしろ司法長官までもが、正気ではない大統領に忖度してるのですから、ど~しょう~もない。あれ、この状況、どこかの国で起こってることと、そっくりじゃありませんか!




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# by serendipity_j | 2019-04-19 21:52 | クッキング mixed | Comments(0)
倒木の桜、満開

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ノートルダム大聖堂の火災で、尖塔が焼け落ちる動画はショックでした。ノートルダム、と聞いて脳裏をよぎったのは、高いところから見下ろしていた不気味なガーゴイルのほうでしたが、すぐにあの美しいバラ窓(ステンドグラス)のことが気になりました。と同時に思い浮かんだ光景が、倒れたままで無数の花を咲かせていた公園の桜です。

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この世に楽園のような美しさをもたらせてくれる自然は、ときとして残酷すぎます。昨年はこれまでになく強い台風に見舞われ、多くの木が倒されました。きょうも公園を歩いていて、毎春、濃いピンクの花をつける関山の木が2本、消えてなくなっていることに気づいたばかりですが、かなりの数にのぼる倒木に、まだ手つかずの場所もあります。

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いつも歩く細い園路の脇で倒れているソメイヨシノが、周囲よりひと足遅れてつぼみをつけているのを知ってはいたものの、先週末、満開になった姿を見て、その力強さにはじめて驚いたのです。そのイメージが、あれほどの火災でも焼け残ったノートルダム大聖堂のバラ窓に、重なりました。生き残った美しさほど、心を打つものはありません。

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じつはもうひとつ、ノートルダム大聖堂の尖塔が焼け落ちるところを見てイメージが重なったのが、2001年タリバンによって破壊されるバーミヤン渓谷の石仏です。これもそのようすが映像で残されているため、より強い印象で悲しみが脳裏に刻まれました。宗教や信仰と関係なく、美しいものが壊れていくのを見るのは、ほんとうに悲しいものです。

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# by serendipity_j | 2019-04-17 21:32 | 花 park | Comments(0)
マーマレード・モーニング

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目覚めて、ブラインドの羽根のあいだから青空がのぞいていると(わたしは夜中もブラインドは開けたまま)、幸せな朝が迎えられます。そして一日の始まりは、ジャムつきパンから? 美味しいカンパーニュがあるし、先月つくった甘夏のマーマレードで? けど、なにしろ代わり映えのしない毎日です、「週末感」を演出するために朝食をわざわざベッドへ…。

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ホテルのルームサーヴィスとちがって、用意するのも運ぶのも食べる人自身なので、ベッドにいながら上げ膳据え膳、というわけにはいきません。が、気分だけは優雅に(苦笑)、ブルーベリー・ナイトならぬ「マーマレード・モーニング」。いまが旬の国産の柑橘類のなかでも、「ビターオレンジ」でつくる英国式マーマレードづくりにぴったりなのが、甘夏です。

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毎年つくるようになってから、レモンを足してみたり、カルダモンを加えてみたり、「実験」を重ねています。ことしはグラニュー糖ではなく三温糖で煮て、ブランディを加えてみました。というわけで、色がいつもより濃いみたい…。ただし、水で煮て柔らかくしたあと、ひと晩寝かせたせいか、いつもより厚めに刻んだにもかかわらず、かなり柔らかな仕上がり。

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マーマレードは、お菓子やお料理にも使えます。ボンヌママンの空き壜に詰めたマーマレードはちゃんと脱気消毒したため、次のシーズンまで保存可能です。


本日のプリザーヴ : amanatsu orange brandy marmalade

         甘夏のブランディ風味マーマレード



きょうはうららかな春の日でしたが、あしたはまた雨模様のよう…。晴天はつづきませんね。お天気はどうあれ、素敵な日曜日を!  


       

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# by serendipity_j | 2019-04-13 23:08 | クッキング preserve | Comments(0)
春のポージー(花あそび)


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東京では雪が降ったそうですが、一日雨がやまず、冬に逆戻りしたかのような気温の低さです。きょうは歩きに出られないので、珍しく家で春ゴモリ。でもちょうど、亡き母の(わたしと歳の近い)ハトコとその奥さんが、お庭で咲きはじめたライラックやらのお花とケーキともって、訪ねてきてくれました。


いただいたお花をお見せしたいところですが、きょうはお昼でも暗くて撮影日和ではないため、アップしたのは数日まえに撮ったほうのお花です。もう終わりかな、と思っていたスミレが、それまで気づかなかった場所でまだまだ咲いていて、帰宅するころには手のなかで小さなポージーができていきました。

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どこかのお宅の庭から飛び出し、雑草化する花がふえています。ムスカリもそう。冒険心が旺盛なようで、道端ばかりか思いもよらない場所で見かけたり…。川沿いの道で咲いている菜の花は、ミニチュアサイズで可愛いのでついつい摘んでしまいます。ヒヤシンスとヘレボルスは、うちのバルコニー育ちです。

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今週に入って、桜は花吹雪となって散りはじめ、花の見ごろは八重桜へと移りましたが、きょうの花散らしの雨で、花びらがだいぶ落ちてしまったかも…。あしたは雨もあがっているでしょう、まずは公園へいって、桜のチェック…。自分で思っていた以上に、桜が気になります(笑)。先が短い人生だからかな?




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# by serendipity_j | 2019-04-10 20:53 | 花 indoor | Comments(0)
春爛漫の候 : a sunday morning walk

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春本番。決していちばん好きな季節ではないものの、寒さで縮こまっていたからだが自然と伸びる陽気に、気持ちもほぐれます。朝からとてもいい気分なので、公園ではなく、めったにとおらないご近所を歩いてみることにしました。


駅に出るときにとおる細い私道に、じつはお気に入りの一画があります。住宅に囲まれたその空き地で育つさほど大きくない数本の木は、見るたびに花か実をつけています。秋は柿がなっていましたが、今朝とおると夏蜜柑が鈴なり!


夏蜜柑はよほど酸っぱいとみえ、拾う人も盗む人もなく落ちたまま…。花や野菜も「自然児」のような育ち方で、手入れをする時間がないのか手がないのかわからないけれど、少々野性的なこの無造作加減に、すっかり魅せられています。

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ご近所の、こういった住宅街のなかの空き地はどんどん消えています。ある日突然、更地になったかと思えば、次にとおったときには家が建っていたり。この辺りは今でこそ家が立て込んでいますが、昔は農地や竹やぶだったと聞いています。


というわけで、かつての「地主さん」らしきお屋敷も散在していて、最近の建売住宅から消えた「門」を見学するのが愉しみです。それはそれは立派な門構えに日本家屋の歴史を感じとりながら、ふと目に入ったのが門のまえの黒いパンジー。

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濃い紫が黒に見えることはあっても、ここまで黒いスミレは初めてです。そこから、足の向くまま気の向くままの朝の散策で唯一の目的、投票をすませるために小学校へ…。時間帯のせいか、見かけるのは年配の方ばかりで、若者たちはどこ?


社会の形を、自分で選ぶことのできるたったひとつの権利が投票だなんて、若いころには知ろうともしませんでしたからね、わかります。でも現実は、民主主義がこれまでになく危うくなっている状況なので、無関心ほど怖いものはありません。


畑と田んぼ、そして市民菜園が入り交じった地区でレンゲが咲いていました。スミレ同様、いまが季節です。幼いころに住んでいた福岡の小倉北区でも京都の西京区でも、当時はまだ家の周りに田んぼがあって、レンゲを摘んだ春を思い出します。

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ほんとうに春爛漫。関山もライラックももう咲いています。そのまま公園まで足を延ばすと、満開の桜のおかげでいつもの日曜の数倍の人出。BBQ広場も大にぎわいです。公園の桜は公園ブログにまとめましたので、ご近所で見ごろの染井吉野を。

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お隣の公園ブログ「桜づくし」はこちら
# by serendipity_j | 2019-04-07 20:03 | 四季 | Comments(0)
桜と抹茶とチョコレート

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ことしもついに、桜シーズンに突入です。今朝は最低気温が2度と花冷えもいいところですが、小学校や中学校の入学式があったようで、桜の花の下で記念写真を撮る親子を何組も見かけました(最近は、お仕事を休んで式に出るお父さんも、少なくないみたい?)。きれいに晴れて、満開に近い桜も誇らしげです。

さて、桜を見るとなぜか恋しくなるのが、抹茶。なにか抹茶にあうお菓子をと思い、抹茶とチョコレートのシートケーキをつくることにしました。でも、プレーンじゃ面白くない。冬につくった干し柿がまだたくさん冷凍室に残っています。そこで、抹茶のほうには干し柿を刻んで入れ、チョコのほうはクルミを…。

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抹茶とチョコレートって、黄金のコンビネーションだと思うのですけど、以前、ふたつのスポンジを焼き、クリームチーズとアプリコットジャムをはさんで、レイヤーケーキをつくったことがありました(母のお誕生日のケーキだったはず)。今回はシートにしましたが、抹茶と干し柿のコンビネーションもなかなかです。

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川沿いの道を歩きながら、風で落ちた桜を拾いました。そこから足を延ばして、公園でも花拾い(笑)。染井吉野は「薄紅」よりずっと薄い桜色ですが、大島桜はそれよりも淡い、かぎりなく白に近い「シャンペインピンク」。帰宅し、器に水をはって桜を浮かべ、お花見をしながらお茶にしました。ほんとのお花見はこの週末がピーク?

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本日のティー : matcha dried persimmon/ chocolate walnut sheet cake

干し柿入り抹茶味/クルミ入りチョコレート味シートケーキ





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# by serendipity_j | 2019-04-04 17:42 | クッキング sweet | Comments(0)
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