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世界的危機、でも卯月は百花繚乱
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卯月。百花繚乱の季節です。ところがいま世界は新型コロナがもたらす危機におおわれ、先が見えない状況に、だれひとりとして浮かれた気分にはなれないはずです。日本でも急激に感染者数がふえていて、いったいどこまでふえつづけるのか予想もつかないので不安に襲われます。イタリア、スペイン、米国、そして英国でも、感染が爆発的に拡大した国ではスタッフも医療機器も足りず、現場では「助かる可能性の高い患者」を優先するという、なんとも辛い命の選択を強いられているようです。

大統領記者会見と米メディアにたびたび登場する米国アレルギー・感染症研究所のファウチ所長(現状を科学的かつ明快に説明し、人気上昇のいっぽうで極右に命を狙われている!)によれば、夏には感染が下火になり、秋にはまた勢いが戻ってくるけれど、そのときにはさまざまなデータ分析がされていて対処の仕方もだいぶわかっているはずなので、まったくちがうはずだとか…。ともかく、ホットスポットとなっているニューヨークでもロンドンでも、医療従事者に対する市民の感謝が目を引きます。

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外出禁止令が出た都市に住む人たちは、部屋に飾った花をながめたり、楽器を弾いたり音楽を聴いたりすることで、おおいに慰められるのは想像に難くありません。文化を手厚く保護する国ぐにでは、演奏会は中止でも賃金が補償される音楽家たちが、それぞれ自宅からオンラインで交響曲を一斉に奏でて、ソーシャルメディアで発表。市民に憩いと慰めを提供しています。さまざまな形でみんな一緒に乗り切ろうと呼びかけるその発想の豊かさには、想像力貧困な日本人として、敬服するばかりです。

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想像力のなさといえば、筆舌に尽くしがたいのが昨夜の、「布マスク2枚」のAソーリの発表でした。Aソーリが賢くないことはわかっていたけど、ここまでオメデタイとは…。今回の件、三浦さんの無垢な心は驚きですが、百田さんとは意気投合してしまった(苦笑)。だもんで、「飴ちゃん2個あげるから、もう泣かんといてや」、みたいな大阪っぽい光景を連想してしまいました。日本政府は、子ども騙しのマスク2枚をわざわざ国民に郵送する経費を、計算できない人たちの集まりなのですね。

じつはこれ、官邸官僚のアイデアだったようですけど、これはイケる!と思って乗っかってしまったんですね。発想力だけでなく、判断力もないみたい。これだけ批判が出ても、「これまでにない発想で思い切った措置」だから、こんなしょうもないことに税金を数百億かけて決行するのでしょうか? Aソーリをはじめどの閣僚の顔を見ても意固地になる方ばかりだから、意地でも配るんでしょうね、布マスク2枚…。医療や介護従事者が必要な器具や防護服の補充に、この分のお金をあてるべきです。

ロイターが、さっそく記事にしてました。暗いムードの世界に笑いを提供。


ようやく桜が満開になったと思ったら、もう散りはじめています。雨だった昨日以外、今週はずっと桜の花の下を歩きました。案の定、写真の撮りすぎで整理できず…。いちばんきれいなときの染井吉野は、この週末が見納めになりそうです。




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# by serendipity_j | 2020-04-02 22:46 | 花 indoor
パリ曇りの日はクロックムッシュ
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きのう東京では雪が降り、なんて風流なと思いながら雪の積もった桜を映した動画を眺めいりました。でも、新型コロナのために外出自粛要請が出た都心は、ふだんとは景色がちがいます。報道機関が伝える動画には、東京もニューヨークもロンドンもパリも、世界の大都市の景色がぜんぜんふつうじゃない姿が映っていて、不気味に静まり返った街角にはこの世の終わり感が漂っています。ほんとに、世界はどうなっちゃうの?という思いとともによみがえるのは、住んでたころや訪れたときの記憶。

で、真っ先に戻るのは食べ物の記憶です。あのときあそこであれ食べた、あそこのあれも美味しかった、と。初めてパリを訪れたときに、絶対食べる!と決めていた食べ物ののひとつが、クロックムッシュでした。おのぼりさん丸出しでカフェに入り、上気したまま注文したわたしに、二ヤリと失笑したギャルソンのおじさんの顔を、いまもなんとなく覚えている気がします。いっぽう肝心の、初めて本場で食べた「カフェの定番食」の味の記憶は、ドキドキしすぎたせいでほとんどないんです(苦笑)。

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で、パリが懐かしくなると、こんな感じじゃなかったかなと思いながら再現しています。残念ながら、エメンタールチーズは近所では手に入らないし高級食材店ではお値段も高級だろうし、ハムもフランスのハムとは味がだいぶちがう。袋入りの溶けるチーズが本場の味にはほど遠いこともわかっているので、お得意のゴマカシを…ベシャメルソースでおぎなうのです。ただ、このためだけにベシャメルをつくるのはたいへんですから、グラタンなどのときに多めにつくって少し冷凍しておきます。

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今回、ハムは理想的な分厚いタイプがなかったので生ハムをつかい、ベシャメルにホウレン草を加えました。それをはさんだパンをバターをひいたフライパンで焼き、ベシャメルとチーズをのせた表面にグリルで焼き色をつけます。そもそも、パンがちがうなあ、と思いましたが、そんなこといってたらキリがない…ま、雰囲気は出ました。新型コロナ・パンデミックのせいで旅行も観光も実現不可能な夢となってしまうと、遠い街への憧れがよけいに募るものです。家で愉しむことを考えましょう。

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本日のブランチ:

croque-monsieur à la sauce béchamel



どの国もすでにさまざまな問題を抱えていたところへ、音もなく忍び寄り、姿を現すことなく襲いかかる細菌に決定的な防御手段がなく、いまのところはきわめて原始的でシンプルな「人と接しない」という方法をとるしかありません。封鎖のつづくパリやロンドン、マドリード、ニューヨーク、カイロ、ケープタウンなど、目抜き通りは空っぽで、観光どころかカフェもレストランもしまり、ことさら淋しい都市の姿をさらけ出しています。いちばんの問題は、防護服も医療設備も不足していること。

ドイツのメルケル首相は、リスクを負いながら店を開けて食料品を供給している人たちに感謝の言葉を述べたそうですし、各国で市民から医療従事者への感謝が拍手で表され、片や米国では、政府の援助を必要とする知事に「感謝しないから話さない」といい(自分の写真を飾らなかったウクライナ大使をクビにしてる)、自分が出たテレビ番組の視聴率があがったことを記者会見でわざわざ言及するT大統領が、「死者数が10万ですんだら政府はよくやったと思っていい」みたいな無神経発言を連発。

感染拡大の中心地となっているニューヨークでは、セントラルパークに野戦病院が建てられています。ほんと戦争。ほとんど影響のないわたしではありますが、公表されている感染者数をうのみにして緊張感に欠け、まだまだ呑気なニッポンです。Aソーリのヤッテル感演出目的の原稿読みあげ記者会見なんか、嘘ぽくて、とても観てられませんでした。だって、専門家や閣僚との会議を終えてから具体策を発表するもんでしょ? 逃げる口実になってるなんて…。#自粛と給付はセットだろ、ですよ。

こんなときに、大統領としての自分にもっと感謝しろ、というTさんも最低ですが、国ではなく、首相としての自分の国際的な評判をよくするために無駄なお金をバンバンばらまいて、Tさんに気に入ってもらうために兵器を爆買いして、自分の支援者やお友だちのためには、国民に訊きもせず太っ腹な予算を組むAさんも、苦境に立たされている国民や文化の支援にここまで出し渋ってるのは、国家予算が自分のお金だと思ってるからでしょう。あ、また愚痴が…それほど嫌いなのです(苦笑)。


例年どおりのお花見はできなくても、できる範囲で、美味しいものを食べて、自然を愛しみましょう!



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# by serendipity_j | 2020-03-30 18:14 | クッキング savoury
さくら、いろいろ
さくら、いろいろ_a0147281_15233704.jpg

ついに桜が咲きはじめたので、いよいよ春本番だ!と思うどこかで、やっぱり新型コロナウイルスのことが気になっています。オリンピックの延期が発表されたとたんに感染者数がジャンプして外出自粛要請の出た首都圏には、子どもたちが住んでいるので心配。いっぽうこちらは、お店の品揃えも賑わいもいつもどおりだし、ネットで買ったシリアルを届けてくれたクロネコヤマトのお兄さんに、コロナの影響どう?とたずねると、え?やゼンゼン、という答えで、いまのところほとんど影響が出ていないようです。

というわけできょうも、ときおり小雨が落ちる公園を歩き、桜の開き具合を見てきましたが、染井吉野は3分から9分咲き。場所によって差があるのでけっこうバラバラです。でも今週はお天気の好い日がつついたので、カメラをたずさえ、すでに満開を迎えつつあるほかの桜を追いかけました。広い公園なので、一日足を運ばなかっただけでうっかり見ごろを見逃す、ということになりかねず、あちこち歩き回ると数時間があっという間。それと「桜チェイス」で困るのは、ついつい写真を撮りすぎてしまうこと、ですね。


*


一重の枝垂れ桜

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祇園枝垂れ桜

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小彼岸桜

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山桜

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山桜(…と、ひと口にいっても表情はさまざま)

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大島桜

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満開の杏(ここからはprunus 属 のなかま)

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意外なそっくりさん、アーモンドと桃

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昨夜は、なぜイタリアはこんなに新型コロナ感染が拡大したのか、という特集をオンラインのニュース番組で観て、そうだったのか!と膝を打ったのですが、そのイタリアでは感染者を治療する従事者のうち5000人以上が感染し、そのなかから41人が亡くなってしまったイタリア。そして中国よりも感染者数が多くなった米国。そして感染者が増えている英国でも、喫緊の課題は医療従事者を感染から守る防護服やマスクの不足をどうするか…。ちゃんと支給されて身に着けていたなら感染も防げ、命を落とすことはなかったはず。

世界的な蔓延で、非常事態が収束してもそのあとにどんな暮らしになるのか予測もつきませんが、不況が待っていることだけはまちがいなさそうです。経済活動が停滞し、仕事がなくてお家賃が、ローンが、光熱費が払えない!という追いつめられているとき、それじゃあ、観光客が減っって余ってしまってる和牛や高級魚の商品券を支給しようという発想は、いったいどこから出てくるのか、自民党農林部会の方々はアタマがおかしいとしか思えません。それなら、(税金で)高いお給料もらってる議員自身が買い取ればいいのですよ。

A政権の税金の使い方、ほんとうにおかしいので、怒りをとおりこして倒れそうです。消費喚起はあとのことで、まずは生活の補償。英国では、フリーランスの人たちにも平均収入の8割給付という救済措置がきのう発表されました。都市封鎖のつづくニューヨークでも、自宅にこもっていなければならないバレエや劇場のダンサーやパフォーマーたちにはお給料が支給されるそう。とはいうものの、米国では先週、330万人が失業手当の申請をしたそうですから、ここ数週間で突然仕事を失った人たちの数も尋常ではありません。

とにかく、お金のことしか頭にないT大統領ですので、専門家による意見を無視、経済活動をこのままストップさせるわけにはいかないから復活祭までに都市封鎖を解除して、「復活祭は自分にとって特別なもの、イースターサンデーには信者でいっぱいになった教会を目にしたい」と、これまた常軌を逸した発言。きょう、ニューヨークのフォーシーズンホテル(超高級)が、医療従事者たちに無料で部屋を提供するという発表がありました。自分が経営するホテルを真っ先に提供するのが大領領としてふさわしい行動? ありえないけど。 


今週末も、日本の大阪郊外で、ひとり静かに桜を愛でることもままならない状況にならずに、すんでいます。もうしわけない気持ちで。



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# by serendipity_j | 2020-03-27 18:08 | 花 outdoor
野菜中心、ハーティなシチュー
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昨夜、久しぶりに息子から電話があり、東京(住んでるのは横浜)での日常がなんとなくわかりました。どうしてるかな?と思いつつ、LINEではなくて電話を、と思っていたのに、週日は仕事だし週末はいろいろ予定もあるだろうし、そうでなければまったりしたいだろうし、で、かける機会を逃しつづけていたところでした。ま、とにかくおたがい変わりなくて、ひとまず安心…。ただ、どことなく暗い声です。

テレワークでできる仕事ばかりとはかぎらないので、支障がでてきてるようで、いまは見通しもつかず、今後予想される経済不況を考えると、暗くなるのはあたりまえ。ほんとうに、生きているあいだにこんなことが起こるなんて、思いもよらなかった、という気持ちは共通しています。原発がメルトダウンした9年前の東日本大震災とこの新型コロナウイルスの感染のパンデミックは、まさに言葉を失う出来事です。

今月予定されていた息子の大阪出張は、もちろん中止。まだ中止の知らせを受けていなかったときに、まだ寒い時期だし、息子がやってきたら久しぶりにビーフシチューをつくろう!と計画していました。これは、元義理の母伝授のレシピなので、きっと懐かしい味のはず。でも、出張が中止になってしまい、冷凍室に眠ったままになっていたお肉を起こして、じっくり煮こみ、お野菜たっぷりシチューをつくりました。

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本家がつくる牛肉のシチュー(英国人は「スチュー」と発音し、米国人は「ストゥー」と発音)といえば、オーヴンで煮こんだ牛肉がゴロゴロはいっていて、お肉がメインなのですが、わたしがつくるのはお野菜が中心。肉好きではないので、お肉はなくてもいいぐらい。でも、それだと味が出ないので、お肉をつかいます。そして、元義理の母はトマトジュースをつかっていましたが、わたしはホールトマト缶です。

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果肉の分厚いイタリアの長トマトも、煮こむうちにきれいにくずれて溶けます。逆に、荷崩れしたくないジャガイモは、出回りはじめた新ジャガの「黄金」を。たっぷり入れて、主食代わりにいいなと思ったものの、口のなかの味を中和するにはやっぱりパンがあいますね。あ、そいえば、数年まえにも息子の出張にあわせてビーフシチューをつくってました。そのときはダンプリング(すいとん)を入れましたっけ…。


本日のひと皿:
old-fashioned vegetable beef stew
野菜たっぷりビーフシチュー



お天気がつづいたので、あちらこちらで桜が一気に咲き出しました。とはいえ、染井吉野はまだつぼみが開きはじめたばかり…。繁華街を避けるべきときのいま、安心して心も身体も発散させるにはもってこいの場所とあって、おとなりの公園はいつもより人出が多いようです。感染が拡大する国々のようすを伝える先週のニュースでは、マイアミやコパカパーナなど、家から出ない、という非常事態宣言を無視する愚かな若者たちが大勢ビーチに集っていましたが、今週は警察の取り締まりが徹底され、人影のないようすが報道されています。

そして、海外の選手団体の不参加表明など外部から圧力がかけられ、東京オリンピックの延期の判断がようやく下されるようですけど、はあ?という感じ。日本だけで開催できるわけじゃなし、選手も観客も危険を冒して参加したいと思うはずがありませんもん、数か月後の開催なんか無理に決まってますから、いま世界がどういう状況下を見れば、そんなこと明白じゃないの~。日本政府が予定通りの開催に固執したのは、ま、経済界がらみの、経済的な理由でのことなのでしょう。いったいどこまで人命をないがしろにするのだ!と怒り心頭。

新型コロナウイルスのパンデミックという事態は、経済上の問題ではなく健康上の問題なのです。そこんとこ、トランプさんは露骨に人(とりわけ貧困層)よりも米国経済(&経済を動かしている富裕層)の救済を優先しようとしてるため、もちろん非難ゴウゴウ。そもそもあの方は、悪びれもせず隠しもせずに差別主義者で無知で教養がなく嘘つきで思いやり皆無の、裏表のない正真正銘の「嫌な奴」だけれど、それにしてもいい人の仮面をかぶりながら裏で悪のかぎりを尽くすアベさんの「嫌な奴」ぶりには、心底嫌気がさし、さらに怒り心頭。

人の移動も製剤活動も大幅に縮小を余儀なくされているせいで、皮肉なことに、各国の大都市の空気は澄み、現にヴェネツィアでは運河の水がきれいになって水鳥や魚や戻ってきたり、市街地のなかまで野生動物がはいりこんだりと、自然は輝きを取り戻しているようです。

一人ひとりが新型肺炎の感染終息にできることをしながら、わたしたち人類は例年よりもおとなしく、春を愉しみましょう!




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# by serendipity_j | 2020-03-24 17:37 | クッキング savoury
杏の花が咲くころの…
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気がつけば、公園の杏の花が満開。春分の日のきょう、風が冷たかったものの気温は上昇し、咲きはじめたと思ってからあっという間にピークを迎えていました。毎年、李の花と競うように咲くほこり、桜よりも早くお花見ができる杏。前年につくった杏のジャムを食べながら、月日のたつのはほんとに早いなあ、と思うことしきり…。

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杏は決まった時期にかならず手に入るという果物ではなく、しかも流通量が少ないので、そろそろ旬かもというころは、地元のお店数軒で目を光らせることになります。ボンヌママンの美味しい杏ジャムを買ったほうがずっと簡単なのに、季節ごとのジャムづくりが恒例行事になってしまったいまは、杏をとばすわけにはいかないのです。

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ここ数年は、フランス人にならって、杏ジャムをつくるときに杏仁を入れます。アーモンドのような種を入れると風味がぐっと好くなります。これ、食べても美味しいのですけど、最近の研究で毒素があることがわかったらしく、香りだけに。そして杏ジャムにチョコレートスプレッドをの組み合わせが、何十年もつづく個人的な定番。

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昨夏、連日の厳しい暑さに負けて葉が菌にやられてしまい、ほとんどの病葉を切り取ってしまったヘレボルス、なんとか、一輪だけ咲きました。菌は葉が病気になるまで目に見えないので、厄介です。例年より多い子どもたちが公園で遊んでいるのを見るくらいで、郊外に住んでいると影響がほとんどないのですが、新型コロナウイルスは欧米で感染が拡大しているため、世界がますます不安定になるのを危惧しています。

ニュースを見ると、この非常事態に対する人々のメンタリティーにお国柄が表れているのが、興味深くもあります。イタリアやスペインでは、医療従事者を激励する歌をバルコニーから合唱。映画によくあるシーンで、危機に立ち向かうときにだれからともなく国歌を歌いはじめて次第に大合唱になる、あれです。いっぽうチョコレートスプレッド、銃や銃弾の売上が一気にあがったそうで、んもうまったく!という感じ。

方針を転換してやっぱり学校の休業に踏み切った英国ですが、医療従事者や感染予防に携わっている職員の子どもたちは、通学しているのだそう。そして英国も米国も、学校給食がなくなると支障が出る貧困層の子どもたちがいることをかんがみて、給食を届けるとか、テイクアウト式を準備するとか、考えられています。いっぽう、スポーツや音楽、劇などの文化に携わる人たちへの影響を考えると…溜息しかでません。


本日の朝食:
whole-grain english muffins with homemade apricot jam and chocolate spread
自家製杏ジャムとチョコレートスプレッドつき全粒粉イングリッシュマフィン


コロナ感染予防に「自粛の春」でも、なるべくストレスのない連休を!



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# by serendipity_j | 2020-03-20 23:47 | クッキング preserve
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