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伏見稲荷再訪できわめた頂上(のはずが…)

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立春の日、伏見稲荷大社へいってきました。ロンドンから帰国したてのころ、夏に訪れて以来です。娘も、ふらりとひとりで行ったのはずいぶんまえなので、久しぶりに行こう、ということになりました。前回は夜の本宮祭が目的で、千本鳥居を抜けたころには暗くなりはじめたため引き返し、山頂まで登ったはずの娘はよく覚えてないとのこと。じゃ、今回はちゃんと山頂まで登りましょう!

伏見稲荷駅を出てから参道まで、観光客の人波がゾロゾロとつづいています。噂には聞いていましたが、前回(十年以上まえ)とは景色がちがって見えるほど…。朱色の千本鳥居も黒い頭で埋まり、嵐山の「竹林の小径」状態。残念ながら、いい写真は撮れそうもありません。とりあえず、上へ上へと石段をのぼりつづけ、四ツ辻に到着するころには、観光客の姿がだいぶ少なくなっていました。

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その四ツ辻から左に折れるルートを進み、いざ山頂へ…。京都の街が見渡せる場所には人影もほとんどなく、斜面を埋める無数のお塚には、小さな鳥居と無言のお狐さまが…。いやはや、スピリチュアルというのか、なんともスプーキーな雰囲気です。お塚のあいだの細い路を縫って、目に入った鳥居をくぐり、今度は下へ下へと進むと、白瀧社に出ました。「東福寺→」という字が見え、下山。

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途中から、図らずも「京都トレイル」を歩くことになり、地元の方に助けられながら東福寺に出るころには、とおり雨に降られて雨宿り…。そこからまた、伏見稲荷駅まで歩くのですが、参道に出るてまえで、お目当ての大福屋さんで豆大福と苺大福を買いました。これで、娘のもうひとつの目的も達成です(笑)。意外と時間がかからず(歩くのが速いので)、余力を残して、帰路につきました。

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で、帰宅してから、地図どおりに下山できなかったことがどうも気になり、いろいろ調べてみましたら、稲荷山頂上は、結局きわめてこなかったことが判明(涙)。四ツ辻で進路をあやまり、一ノ峰へは行きつかずに、御幸奉拝所へ出てしまったようなのです。簡単なルートだったはずなのに、まるで、狐につままれたようなお話ではありませんか! いや、お狐さまに導かれたのかな(苦笑)。



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by serendipity_j | 2019-02-10 17:22 | 京都 | Comments(0)
冬の桂離宮 (Part 2)

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トピックは桂離宮に戻ります。午後時の入場で、暖かい時間帯のはずでした。が思惑ははずれ、冬の太陽をたびたび雲が隠し、雨が降ってきたかと思えば雪もちらつく寒い日でした。いちばんのお目当ての松琴亭をあとにすると、20人の見学者集団は案内人について苑路を進みます。つぎに訪れた賞花亭から池の向こうを眺めると、これから訪れる家屋が見えてきました。橋をわたると園林堂があります。仏さまは安置されていないとのことですが、ここは「お堂」で、唯一の瓦葺き。

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苔に縁どられた細い橋をわたり、紅梅の老木がつけたつぼみのわずかな膨らみに、心がほころぶような気がしました。そこから奥まったところの、敷地の南端にたたずむ笑意軒に着くと、脇の生け垣のあいだから外の道や住宅、畑がのぞき、やや現実に戻されます(笑)。こちらの襖の引き手は、弓矢の矢の形(レプリカだそう)。どの建具にも伝統的な技術をもちい、デザインはどこも控えめでありながら、ディテールが凝っています(オマケの写真は賞花亭の窓で、は外部に接した家屋の屋根)。


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そこから、三棟がつながった新御殿、中書院、古書院を遠巻きに見て、月波楼へ。こちらの茶屋は夏向きに造られたそうで、開け放たれた障子の白と外の緑のコントラストが目を惹きます。紅葉と波柄の襖も竹を張った天井裏をあらわにし、地味でいて気品を感じさせる独特の趣が。入り口には土間のような部分があり、褪色して筆のあともぼんやりとしか残っていない、巨大な絵馬のような絵が掛けられていました。月波楼を出ると、船着き場が見えます。客人は、どの茶屋へもお船で訪れたのだそう。

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気づくと、最初に写真を撮った松の木が目に入りました。複雑に入り組んだ桂離宮のお庭を、これで一周したわけです。マニュアルどおりで面白味には欠ける説明(失礼!)案内に耳を傾け、遅れをとらないように写真を撮りながら歩いて回り、出発してからほぼ時間。せっかくですから、桂川に面した場所の美しい竹垣、穂垣、入り口近くの樹齢何年?の老木の写真も…。


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日本は古より、手の届くところに世界を築き、というのか、スケールの大きさは意識のなかだけに留めて、箱庭のような、自然を「見立てる」美学を発展させてきたんですね。ロココの極致、壮大で絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿を思い浮かべながら、文化の違いを改めて認識しました。究極のプレジャーランドで、お茶を点て歌を詠んだ昔の貴族たち…。や、洒落てましたねえ。



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by serendipity_j | 2019-01-23 21:06 | 京都 | Comments(0)
冬の桂離宮 (Part 1)

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先週、桂離宮を訪れました。建築家のタウトとグロピウスのふたりの巨匠に称賛された桂離宮。見るなら秋か冬と決めていましたが、これまで抽選に外れっぱなしで、秋よりも倍率が低そうなお正月明けを狙うと、的中。桂には小学生のときに年住んでいたので、懐かしさを胸に桂川を眺めたものの、じつは駅の東側はほとんど歩いたことがなく、未知の世界です。突如、目のまえに現れたのは緑が生い茂ったお屋敷の塀…。桂離宮の苑路の飛石を踏みながら、世紀にわたって守られてきた日本独特の文化の神髄を見出し、しずやかな美しさに酔いしれてきました。

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皇室の方々のみがくぐり抜けることのできる表門から「御幸門」までの道は、遠近法の効果を利用して苑庭に向かって幅が狭まるように造られています。池の周りに配されたお茶室を巡る苑路はゆるやかに起伏し、途中、石橋あり板橋あり、休憩所あり…。シュロを寒さから保護するためのワラは、まるで工芸品のようです。ところどころで、可愛い朱色の実をつけているのはクチナシ。石橋をわたって最初に見るお茶室「松琴停」は、市松模様のふすまが有名。17世紀に、これほど大胆でモダンでさえある意匠を考えたなんて、昔の人は凄くてエライ!

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京の宮廷文化から生じた美意識「雅」は、十二単を連想させるように絢爛豪華、というイメージが強いけれど、宮家のこの別荘はシンプルで質素で、むしろ江戸文化のように「粋」で、侘び寂びの世界。でも、浮世から断絶し、お茶を点て池に映った月を見て歌い、ただただ風流を味わうための究極のプレジャーランドだという点では、やっぱり、「雅」でございますわね。

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桂離宮の修復作業を捉えたドキュメンタリーを、かなりまえにテレビで観て以来、ここのふすまのデザインがずっと頭のなかにありました。まさにその実物を目にしているわけで、ちょっと感激…。袋戸棚のやや地味絵は狩野派の絵師、探幽によるものだそう。庭園は、池を中心にさまざまな趣向が凝らされています。池を海に、「洲浜」にわたした橋を天橋立に、灯篭を灯台に見立てた演出も。


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風流(遊戯)のみを追求して暮らす世界は、もう、どこにも存在しません。戦後最悪の民主主義の後退に、国民の向かう先をおもんばかる天皇陛下のご苦悩は、察するに余りあります。一生遊んで暮らせるほどのお金があるビリオネアたちは、いかに自分のお金を減らさずにすむか、いかに合法的に税金を払わずにすむかを考えるのに忙しく、つねに悩みをかかえているはず。

新年早々、とんでもないニュースばかり飛びこんできて、嘘と欺瞞でかたまってゆく自分の国をなんとかしなくては、と思うけれど、これほどひどい状態になっていても、デタラメ政府を許してしまっているのは国民なのですから、その人たちの目は、いったいどうしたら覚めるのやら…。政治家の言動と行動をちゃんと見極め、有権者として、ともかく選挙へ行きましょう。



p.s.

きょう、全豪オープンが開幕しました。怪我が完治せず、涙の引退を表明した英国のマリー選手は、痛みに耐えながらフルセットの試合を戦い、力およばす、敗退――残念無念(こちらも辛い)。英国人らしい辛口のあのユーモアが、好きでした。9番シードで、身長が208cmもある米国のイズナー選手も敗退したんですけど、おなじ米国人で21歳の対戦相手オペルカ選手の身長は、なんと211cm!! わたしがあいだに立ったら、さながら、ふたりのガリバーにはさまれた小人、でしょうね。ビッグサーヴァー同士、エースの応酬戦だったよう。いっぽう、西岡選手は2回戦進出。あしたは、大坂選手と錦織選手、ダニエル選手、土井選手の試合です!




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by serendipity_j | 2019-01-14 23:25 | 京都 | Comments(0)
ホームアローンお正月、の愉しみ方

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大晦日もお正月もひとりきりですごす? なんとも可哀そうな人(とくに男子は?)のように聞えますが、なんのしがらみもない「クリぼっち」も「ぼっち正月」も望むとこ!という大人も少なからずいるようです。わたしの場合、年末年始をいつも一緒にすごしていた母が亡くなった昨年、久しぶりにひとりですごすことになり、お節料理に興味がわかなかったものの、なんとなく挑戦してみた伊達巻が簡単にできたので、来年もまたつくろう、と思った「その日」が、もう巡ってきたのでした。

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というわけで、伊達巻とお雑煮があればいい、と思っていたお節でしたが、今年は少々ほかのものもつくりました。まずは紅白なます(いっとき金時人参を食べすぎて苦手になってしまい、ふつうの人参で)。高野豆腐としいたけのうま煮。西京味噌漬け紅鮭の焼き魚。甘いものばかりなので、有頭海老は塩焼きに。そして、クリームチーズをはさんだ自家製干し柿も。足した市販品は、黒豆とかまぼこ(紅白じゃない)だけ。あくまで、母からレシピを受け継いだ白味噌の京風お雑煮が主役です。

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今年は、大きめのお重箱に詰め(盛りつけ?)ました。ぎゅうぎゅうに詰めなくてはいけないという三段重のお節とちがい、「おひとりさまお節」はスカスカのほうがさまになるようです。が、なんとかさまになるまで、かなり時間がかかりました。ま、例のごとく、緑の「あしらい」でごまかしてます。それにお花と、お正月くらいにしか飲まない赤ワインがあれば、新春の膳は完成。これをお昼にいただいて、休んで、そのあと、先日、散歩していて見つけた小さな神社とお寺へ初詣にいきました。

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大晦日、紅白の箸袋に、父か母が家族の名前を書くのが、わが家のお正月の慣わしでした。小さかったころは、元旦には父も母も着物を着ていて、小気味よい音がする台所ではお餅を焼く香ばしい匂いが漂い…。わたしは、母が持っていた総朱の塗りの雑煮椀を使いたいとねだりましたが、母の(中学生で亡くなった)お兄さんが使っていた子ども用のこぶりのもので、兄が引き継ぎました。京都では、女性は内朱の黒の椀で、男性が外側も内側も朱色の椀で、お雑煮をいただくのだそう。

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子どものころは、お節料理には関心がなく、お雑煮でお腹がいっぱいになると、兄とわたしは父からお年玉をもらって、一目散で駄菓子屋へ。お年玉がわたしよりも多い兄が、かならずわたしに何か買ってくれました。父と母、兄と一緒に迎えたお正月は、まさしく昭和の家族の姿、子どものころを思い出すとすぐ目頭が熱くなります。母とふたりぼっちのお正月を迎えるようになり、お節をいただくときに「来年は、いるかどうかわからへんえ~」が母の決まり文句でしたが、十数年つづきました。

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その「ぼっち正月」も、十八番のホームメイドで、安あがりながらじゅうぶん愉しみました。今晩は関東風のお雑煮をつくって、残りものでお正月気分に終止符。熊本で地震があって、災害大国であることを気づかされます。あ、年末に息子のお嫁さんが駅の階段から落ちて足首を骨折し、手術を受けて入院中。可哀そうに…。というわけでうちの息子も予期せぬ「ぼっち正月」でした。先月は愛猫が逝き、久々にホントのひとりぼっちで、自炊をしてるそう。このお正月休みに、家事の腕があがるね?




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by serendipity_j | 2019-01-03 20:48 | miscellany | Comments(2)
ツルウメモドキ (oriental bittersweet)

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今年もあと2日。冬らしい晴天となった大晦日の前日に、公園を抜けて少々いつもより足を延ばしての散歩に出ました。この道はいつか来た道…ああ、そうです、数年前にも、このお宅の入り口に飾られたツルウメモドキの写真を撮りましたっけ。無造作に輪をつくって土壁にかけただけの、わたし好みの野趣なリースです。

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新しい年がやってくるというときに、昨年はパソコンを買い替えたばかりで慣れるまで少々ストラグルし、じつはさっきから、1年の契約が切れたクラウドストレージ(不要なのに勝手についてきた)の更新するつもりがないので、「更新しろ」という警告を出ないようにしたつもりが、デスクトップのデータが消えてしまい…。

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なんて bittersweet な年末でしょう。今年もおつきあい、ありがとうございました。どうぞよい年をお迎えください!



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by serendipity_j | 2018-12-30 23:13 | miscellany | Comments(2)
紅葉が、美しすぎて…

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夜のあいだ降っていた雨があがり、すっきりと晴れた朝。晩秋に、これほど好条件のそろった日を、逃す手はありません。用事をすませたわたしは、公園へ紅葉狩りに…。きょうあたりがピークです。

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すでに訪問者でにぎわう紅葉谷では、濡れていっそう鮮やかさがきわだつ赤や黄の葉に、朝の陽の光があたって「別世界」。えもいわれぬ美しいその光景に、あちらこちらから感嘆の声が聞こえてきます。

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今週はずっとカメラをもって歩いていました。意図せず、結局おなじ構図でシャッターを押しているので、一昨日撮ったものと比べると紅葉が進んだことがわかります。いずれ、枯れてしまうのですね。

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どこに目を向けても美しすぎて、ついつい写真を撮りすぎてしまうのが、この紅葉シーズンの難点…?



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by serendipity_j | 2018-11-29 21:56 | 四季 | Comments(0)
柿色の晩秋

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たわわに実った柿が、深紅に燃えあがった紅葉と重なり、完璧な晩秋の姿を生み出しています。毎年、おなじ場所でおなじ構図を眺めておなじように感激し、足を止めていることに、毎年ハタと気づくのですが、まあこれも、何ごともなく一年が巡ってきたことに感謝すべき、ささやかな幸福? 

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色づいた柿の実と赤や黄や茶色の木の葉を眺めながら、小春日和の散歩を連日愉しんでいたところ、先週、はじめて「冬の匂い」を嗅いだ朝、急に寒さを感じて、ついにセーターを出しました。秋の花がまだ咲いていても季節は着実に進んでいます。霜月もあと数日でおしまい。もう師走です。
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年の瀬に近くなって面倒くさくなるまえに、あれやこれやのマイホーム修理プロジェクトにとりかかっています。ホームセンターを行ったついでに、パセリの種(蒔くのは3月に)やヒヤシンスの球根を買ったりも…。すると、嗚呼、ほしかったものへの物欲が堰をきったようにあふれ出し、amazonであれこれ買ってしまいました。
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きょう届いたそのうちのひとつ、バッハの無伴奏チェロ組曲のCDをずっと聴いています。チェロの音色は、(いま流行りの)マインドフルネス瞑想に最適。ほんとうは、昔もっていたジャクリーヌ・デュプレを買うつもりだったものの、どのアルバムだったのかまったく思い出せないため、チェロなら無伴奏で、バッハでしょ、と。ところが!奏者によってぜんぜん解釈が異なるので、王道のロストロポーヴィチにすべきでは、とも思いましたが、サンプルを聴き比べると、テンポが速くて週末の朝の瞑想には不向き…。素人好みではあっても、わたしにはやっぱりヨーヨーマがしっくりきますCMで聴きなれてるせい?)。だいいち、古典音楽通なんかじゃなく素人なんだし。そのヨーヨーマを聴きながら夕飯を食べ終えて、twitter で知った訃報:わたしの大好きな映画監督、ベルトルッチが亡くなってしまいました。


p.s.

新シーズンのCM はうちの娘&うちの婿ドノが音楽を担当してます↓


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by serendipity_j | 2018-11-26 21:25 | 四季 | Comments(3)
秋色に染まりはじめた京都、祇園あたり(続編)

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なんの考えもなく足が勝手に向かったのは、四条通のつきあたり。鮮やかな朱と緑の門が迎える八坂神社です。じつは、珍しく門をくぐらずに脇道にそれて、円山公園の敷地に入ったのですが、カラフルな大太鼓がキャッチーなので(笑)こちらを一番にお見せしたく、写真は順不同となっております。帰宅してから調べると、3日の明治祭で、舞楽の奉納があったようでした。その準備で、太鼓が設置されるところに遭遇したわけです。

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さてさて、何の考えもない、といいながら、知恩院の三門を久しぶりに見たいと思ったのは、台風の被害などがなかったかどうかが心配だったから。生まれた場所から数分の神宮道にそびえる樹齢数百年の楠はチェックできませんでしたが、男坂の周囲を見たところ、樹木にも影響はなかったようです(あるいはきれいに片づけられていたか?)。

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数年まえのお正月に訪れたとき平成大修理に入っていて、巨大な「家」のなかにすっぽり入っていた御影堂は、いぶし銀の屋根が露わになってはいたものの、いまだ修理が完了しておらず、残念ながらフェンスの向こう。来年の3月に完了しても堂内のお引越しに1年余りかかるそうです。それにしても、お馴染みのお堂が見えないのは寂しいかぎり。

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知恩院は、亡くなった両親に兄にご先祖さまが眠るお寺の本山なので、浄土宗がうちの宗教。でも、自分で選べるならわたし的には質素な禅宗か密教系が好みなのに、といつも思います(笑)。けれど、知恩院の三門も大鐘楼も好きだし、ま、いっか…。男坂を下りながら京都の町を眺めて1週間。古都は、ますます秋色に染まっていることでしょう

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by serendipity_j | 2018-11-08 21:43 | 京都 | Comments(0)
秋色に染まりはじめた京都、祇園あたり

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水曜日、用事で外出したついでに足を延ばして、京都へ行きました。電車に乗ってしまえば、四条までほんの20分あまりです。紅葉シーズンの土日ともなれば人出に圧倒されるので、そのまえの平日に、と…。ただ、プランも何もなかったため、祇園四条の駅から外に出るといつもどおりに目が東山を探し、東に向かって足が歩きだしてしまいます。というわけで、そぞろ歩きをしたのはお馴染みの祇園あたり。それでも、初めてゆっくりと白川沿いを歩きました。

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京都らしい木造の家が並ぶこの石畳の小路は、桜の時期には観光客であふれかえり、地元の方々から苦情が殺到するエリアです。風情を感じさせるスポットで写真を撮ろうと、厚かましく道の真ん中で立ちふさがるツーリストは(わたしもそのひとり)いましたが、ま、さほどの人数ではなく、許される範囲かも…。京都は、繁華街を歩いているとあちらこちらに小さなお稲荷さんがあり、狭い境内で狐に出会います。見事な曲線を描いたこのしっぽに、惚れました(笑)。

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いつも混雑している四条通を避け、一本北に入っただけで、喧噪から逃れることができます。昔から営まれてきた繁華街での暮らしを、ちらりと垣間見ることができるのも、京都のよさ。残念ながら、花見小路は昔とはすっかり変わってしまったものの、白川沿いや新橋通はまだいいほう? 料理店や古美術店などの、さまざまな商いを何代にもわたって生業にしてきた京都人の気骨というようなものが、奇をてらわない店構えから、にじみ出ているような気がします。

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そうそう、駅を出てすぐに目に入ったのは、南座でした。改修工事を終えてようやくオープン。祇園の顔でもある南座は、幼いころはもちろんのこと、若いときにはまったく目に入らず、だいぶ歳をとってから身近に思えるようになりました。いまは亡き母と最後にふたりでお出かけしたのも、九月花形歌舞伎の海老蔵さんを観にやってきた、この南座でした。あれから4年。まさに光陰矢の如し。母の想い出がつまった東山にくると、自然に足が、東へ東へと向かいます…。

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つづく


P. S.

最近のワタクシの関心事は、スポーツの結果ぐらいでなのですが(観戦はせず)。競技の種類にかかわらず、スランプやケガから復帰した選手を応援する傾向アリ。が、それにしても錦織選手、どうやってもジョコヴィッチ選手とフェデラー選手への苦手意識をいまだ払しょくできないみたいで、なんで勝てないのよ~と歯がゆくなります。色もスタイルもいつも冴えないデザインのUNIQLO のテニスギア(加筆:フェデラー選手のは素敵だけど、ほとんどNike 時代のデザインを踏襲?)、スポンサーをいっそ変えてみるとか? デザインといえば、フィギュアスケートの高橋選手が競技に戻ってきて、うれしいかぎりなのですが、やっぱり、あのコスチュームは好きになれない、などとケチをつけてみたり…。ちなみに、本日の西日本大会は首位でした!


あ、そういえば、ネット配信のドラマや映画にも関心はあります。けれど、観たかった作品を立て続けに観終えてしまい、一段落してしまいました。それでもまだ選択肢は無数にあり、そのせいで観るよりも選ぶほうに時間をとられがち(苦笑)。一番観たいGameof the Thrones の新シーズンはまだまだ先で、リン=マニュエル・ミランダが出るMary Poppins の続編が配信される日を、いまから心待ちにしています。じつは、こうやって日々の暮らしを務めて楽しい気分にしているのには、理由があるんです。強権主義政治家の世界的台頭をはじめ、温暖化の進む自然環境しかり、世界情勢を見るとますます善くないほうに向かっていて、決して日本も例外ではないから。


ニュースを読むたび、ほんとうに暗い気持ちになります。日本の内閣はトップを筆頭にウジムシみたいな人間の寄り集まりで、腐りきってますが、いま、とても気がかりなのが米国の中間選挙。遠い外国のことながら、世界に影響力をもつあの大きな国なので、人間として最低の大統領がこれ以上、口から出まかせばかりを並べながら節操なく好き勝手にやってしまう状態がつづくと、(自分を「あたし、あたし」と呼ぶのを止めてほしい)日本のアビさん以外にも、何を言っても何をやっても許されるんだ~と真似をする政治家が世界に増えることになるからです。米国人の良識とブルーウェイヴの復活を願ってやみません。神さま、Pleeeeeeeease!




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by serendipity_j | 2018-11-04 22:19 | 京都 | Comments(0)
夏の「和」タイム

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葉月も終わるというのに、この残暑といったら、半端ない(笑)! 夏を愉しむ、などいうのは夢のまた夢。蒸し暑くしのぎにくい夏が去るのを、ただただ待つだけです。とにかく、何かしようという気力がわかないのが、困りもの。とはいうものの、急におそばが食べたくなって、だったら、と36度もある台所で天ぷらを揚げたりすることもあるのですが…。

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そんな手づくり生活なので、お惣菜を買うことはあまりないいっぽう、スーパーやデパ地下で誘惑に負けてしまうのは、猛暑のつづく夏だから。というわけで、お手軽でためにさっぱりしたパック入り安いお寿司を買ってしまいました(ま、自分ではつくれないし?)。ただ手抜きご飯でも、盛りつけを見栄えよくアレンジ。こういうときこそ、ふだん使わない漆器などで。

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これにちょっと気分をよくし、今度は午後のティータイムにお茶を点てました。デパ地下で、生まれた家のご近所だったお店の平安殿」が目に入り、お供え用に買ったのをそろそろ食べちゃいましょう、と。子どものころ、これが好物だった兄はいつも飽きるほど食べ、そもそもわたしはあんこが苦手でこの柚子餡は食べられなかったのに…大人になると変わるもんです。


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じつは、元義理の母がケアホームに入ったため、家財道具を整理することになり、もらい手がなく捨てられる運命にあった和食器が、先日わたしのところへ運ばれてきました(skypeで見ながら、選んだんですけどね)。同居をしていた時期もあるので、よく見かけた懐かしいものも含まれていますが、この萩焼きらしき抹茶碗は、おそらく元義理の母のお気に入りだった器のひとつ。亡母の使っていた「鴨川踊り」のお皿を合わせて。

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母にもらった都踊りのお皿だとか、母が親から受け継いだ菓子鉢など、ほかにもたくさんあったのに、何度か海を横断し、引っ越しを繰り返すうちに失くしてしまい、いまでもその無責任さには負い目を感じます。蚤の市で見つけた陶磁器にもいえますが、和食器は、IKEAで買った食器などとちがってひとつひとつに思い入れがあり、自分ではよく割るくせに、失くしてしまったものに対してなかなかあきらめがつけられません。


色も形も用途もさまざまで、種類が多くて、すぐに手の届くところにしまえてない和食器は、ふだんの(おひとりさま用)食卓に並ぶ機会がないので、こうしてたまに、堅苦しい流儀抜きの「和」タイムをもつことにしています。




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by serendipity_j | 2018-08-29 22:04 | miscellany | Comments(0)
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