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タグ:ジャパネスク ( 81 ) タグの人気記事
宵山
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梅雨あけとともに、絢爛豪華な山や鉾が京都の街を巡行した今年の祇園祭。お祭りはまだまだつづくのですが、いちばんの山場は終了。

わたしは京都で生まれたものの、じつは祇園祭を一度も観たことがありませんでした。極度にお祭り嫌いの母に育てられたせいです。

もっとも、東山に住んでいたのはほんの数年。どっちみち、山鉾巡行は祝日でも夏休み中でもないので、子どもは観にゆけません。

そして、人出が多い場所を敬遠する母は、どんなお祭りもパス。これまで母と行ったお祭りの記憶は、皆無といってもいいようです。

(博多に住んでいたときは、博多どんたくの花電車を家のそばで観たくらい。小倉に引っ越して、祇園太鼓に連れていってくれたのは父)

母の血をひくわたしも、人の多い場所が苦手な大人になってしまいました。夏祭りと聞いても、心が躍るでもなく、血が騒ぐでもなく…。

しかし、せっかく日本の三大祭りのひとつがすぐに観にいける距離に住んでいるのに、これではいけない!と、意を決して宵山へ…。

それでも、いきなり山鉾巡行の人ごみと京都の暑さの二重苦では、初心者には過酷すぎます(笑)、まずは、涼しい夜のお祭りで足慣らし。

たしかにすごい人出でしたけど、山や鉾や浴衣姿の人たちを見物しながら、情緒たっぷりの宵山を、ぞんぶんに愉しんで帰りました。

*****

函谷鉾のお囃子の音が闇に響く時間から薄暮まで、遡ります。
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山や鉾を飾るのは、物語性のあるきらびやかな綴れ織り。
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雅な京の街のなかにも、あちらこちらにミニマルな意匠。
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夜の帳が落ちた通りから、コンコンチキチンと鉦の音が。
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四条通を上ったり下りたり。鉾の背景は、東も西も山と空。
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町屋のまえに行列あり。なんで並んでるんの?と初心者の声。
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そろいの浴衣で並んだ月鉾の囃子方。感傷的な音色です。
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東山を背に長刀鉾の姿をカシャリ? 脚立なしでは土台無理(涙)。
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やっぱり一番人気は長刀鉾。鉾車の大きさに圧倒されます。
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銅掛に下げた紐の先は鈴? 引っぱられるたびシャランシャラン。
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*****

昨日、報告がてら母を訪ねたところ、「暑いのに、行ったん?」と母。「なんか、京都は見せるのが目的のお祭りばかりね」とわたし。

いなせな男衆が「ワッショイワッショイ」とお神輿をかつぐのとちがい、お囃子の音で優雅に踊りながら、町内のお宝を見せて回るだけ…。

これが京都なのです。何十年も京都に住んでいたときも祇園祭を観たのは数えるほど、という母と、「京都人は見栄っ張り」と笑いました。

でも、人生、メリハリが大事ですよ、お母さん! (ここだけの話)。




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by serendipity_j | 2012-07-18 16:16 | 京都 | Comments(0)
八つ橋のある風景
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雨の似合う花とえば、すぐ浮かぶのが紫陽花。でももうひとつ、入梅のころに咲く花があります。花菖蒲(ハナショウブ)です。

お隣の公園の花菖蒲苑にも、連日多くの方が花を観賞しにいらっしゃいますが、じつはこれまであまり関心がありませんでした。

ところが、雨に濡れた花菖蒲を眺めるのも、風情があっていい、と思い始め、このところ、毎日のように足を運んでいます。
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2、3年まえに新しい「八つ橋」ができたこともあり、この純和風の「ボードウォーク」を歩くのが、愉しみになりました。

本来は、橋脚に桁を渡し、その上に8枚の厚板で鍵状に組み合わせた橋が八つ橋だそうで、花を観賞するための遊歩道です。
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アメリカなどでも、湿地にボードウォークが造られていたりするそうですけど、この、花を愛でる日本の文化に感心した次第…。

そして、花を眺めながら名札を見るのも愉しみのひとつ。ほとんどが古風なネーミングですが、なかなかユニークなものも。
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そうそう、八つ橋と聞き、「聖護院八ツ橋」の赤い缶の絵を思い出されるかもしれません。あの花は杜若(カキツバタ)だそうです。

菖蒲(あやめ)と杜若と花菖蒲をすぐに言い当てるには、ちょっと知識が必要。英語なら、全部、iris (アイリス)ですむのですけど。
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八つ橋の雪景色も、風情がありました。



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by serendipity_j | 2012-06-12 17:34 | 花 park | Comments(2)
能と月と蛍
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早くも水無月。季節の移ろいに区切りをつけるべく、ある行事に出かけることを計画していました。薪能です。能は一度も観たことがありませんでしたが、ひと昔もまえに深大寺薪能のポスターを目にし、観るなら薪能と決めていました。ようやく実現して感激です。

昨日のまだまだ明るい4時半ごろ、会場となった平安神宮には長蛇の列ができていました。観客層はほんとうにさまざま。ガイジンさんの姿もあります。わたしは、舞台からかなり離れてはいるものの、ほぼ正面に、空いている椅子をひとつ見つけることができました。
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舞台の奥は大極殿。完璧なバックドロップです。ところが、心配していた雨がぽつぽつと降り始め、開演時間が近づくにつれ、傘の花が咲いてゆきました。止むのか? 止まずに翌日に延期か? 老若男女、誰もがおとなしく椅子に座ってアナウンスを待ちました。

行事の明暗を決めるお天気(息子も娘もフェスが夏の恒例行事なので、好天気を祈りましょう)。そういえば英国でも、初夏は野外の観劇がオツとされます。薪能と同じですね。わたしが野外シェイクスピア劇を初体験したときは、案の定一日小雨が降っていましたっけ…。
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祈りが届いたのか、開演時刻の間際に雨が止みました。「ああよかった、ただの通り雨だったのね」とあちこちでほっとした声が…。無事開演し、金剛座による『安宅』の始まり始まり。義経を演じるのは、愛らしい丸顔の子方。笛の調べと鼓の音、装束にもうっとりです。

そんなことに気が散りすぎてか、言葉は「…候」ぐらいしか聞きとれません。でも、亡き父がよく日曜になると、わたしには読めない字でつづった本を見ながら唸っていたのが「謡」だった、と今ごろわかり、懐かしくなりました(それにしても父のは下手くそすぎました)。
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いつの間にか小鳥のさえずりも止み、空が群青色になり始めると、火入れ式が行われました。そのあとの観世座による『二人静』は、能のイメージそのまま。迫る闇が神秘的な効果を舞台にもたらし、面をつけた静御前と霊の舞う幻想の世界に見入りました。
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あたりがすっかり漆黒の闇に包まれてしまうと、肌寒さがまし、薄着で震えていた人たちは、終りと同時に席を立ちました。たしかに、幻想的な夕べのクライマックスはそこで終わったような感も。それから短い狂言があり、最後の演目は『碇潜』。いや、圧巻でした。

面をつけた平家の亡霊は歌舞伎の鬼とそっくりで、見得こそ切らないものの、所作も似ています。ルーツは同じ、と素人らしく納得。ごひいきが出ても、歌舞伎のように「…屋!」と声も掛けず、カーテンコールもなく、静かに終わってしまうのが申しわけなくなります。
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とはいえ、そうやって能が静かに終わるさまにも感動し、ゆっくり立ちあがってふと振り返ると、応天門のうえに白い月。誰もが門のうえの月を見上げて、ふたたび感動していました。幻想的な宵の余韻を味わいたい人びとは、薪のそばからなかなか離れようとしません…。
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大きな人波がひけたころ、平安神宮をあとにし、白川沿いの小路を歩いて帰りました。すると、小さな緑の火が、川のうえでいくつも光っています。蛍? そう蛍です。子どものとき以来、はっきり見た記憶がありません。しかもこれほどの数は生まれて初めて。

数年前、美術館で展覧会を観た帰りもやっぱり同じ道を歩いていて、川のほとりに集まっている人たちが「蛍がいるんですよ」と教えてくださったときは、捜してみたものの、まったく見えなかったのに…。流れに沿ってふわりふわりと浮かぶ緑の光は、なんと数十個。

幻想の宵は、こんなおまけつきでした。ご近所の方も「こんなぎょうさん見られるのは珍しいわ~」と。その信じがたい光景に誰も彼もが携帯カメラを向けていました。が、蛍の写真を撮るなど、所詮無理。ダメモトで、あくまで記念に撮った蛍です。見えますか?
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あいにく舞台撮影は許可されないため、能の写真がありません。


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by serendipity_j | 2012-06-02 17:44 | 京都 | Comments(0)
月曜日の白 #33
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本日もトピックは京都です。幼いころに食べた白くて太いおうどんの味は忘れませんが、京都のおうどんは、お出汁のいい香りが漂います。

そんな京都のおうどんが家で味わえると知り、ちょっとびっくりしました。しかも、ミシュランの星に輝く京都の料亭、あの菊乃井の味で。
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いただきもののインスタント「九条ねぎ 細雨 力うどん」を、面白半分で食べました。半信半疑でしたが、カップラーメンとは大ちがい。

難を言えば、お餅があまり柔らかくならないこと。でも、お出汁のお味は、じつにまろやか。なんといっても、菊乃井製ですから。
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菊乃井を始め、京都はミシュランの三ツ星のついたお店も多く、一度でいいからそういうところで、懐石料理を食べてみたいものです。

そういえば父が健在だったころ、たん熊(二ツ星)に連れていってもらったことがありましたっけ。後にも先にもそれっきりですが。
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*****

いっぽう、早起きの苦手なこのわたしが、今日は5時過ぎから起きています。もちろん、世間並みに(笑)、金環日食を観察するため。

目覚めたとき朝陽が射しているのを見て嬉しくなり、もう一度眠ってふたたび目覚めたら曇っているような気がして、そのまま起床。
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初めて日食メガネをつけて東の空を見ると、すでに太陽がかけ始めていて、あわてて観測モードに切り替えました。ところが!なのです。

ちょうど金の輪が見え始めるころになって厚い雲が広がり、まるで意地悪でもするかのように、その雲が太陽を隠してしまいました。

そんな殺生な…。ようやく雲が切れたときには、太陽と重なる黒い月影は半円よりも小さく、用意した水切りの穴もほとんど丸いままの光。
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ラジオから次々と聞こえる「見えました、感激!」という京都や奈良、大阪市内で見た人びとの声に、なぜここだけが見えないの?なぜ?と。

人生ってそんなもの? ともかく、雨か曇りを覚悟していたのに部分日食は見られたし、大勢の方が金の輪をご覧になれてよかったです。

ちなみに、日食の金の輪は英語ではfiery donut というんですね。東京の娘からも「見えた」メールが届きました。みなさん、見えましたか?



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by serendipity_j | 2012-05-21 22:49 | 月曜日の白 | Comments(2)
京都、植治の日本庭園
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日曜日、いかにも五月らしい上天気で、娘と京都へ。目的地は結局いつもわたしが選ぶことになり、娘の要望を聞くと「お寺じゃない庭」…。

つまり、いつも枯山水の鑑賞になってしまうので、そうじゃない日本庭園が見たい、ということなのでしょう。だったら、平安神宮です。

いとも簡単に決まり、娘は初めて、わたしはほんとうに何十年ぶりで、神苑に足を踏み入れました。庭園のなかはどこを見ても、緑、緑、緑。
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それでも、赤の万両や珍しい白い万両もまだ実をつけたままで、池には睡蓮の花が無数に浮かび、水辺に咲くカキツバタの青が目にさわやか。
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桜も藤も終わり、花菖蒲が咲くのはもう少し先。この時期に訪れる人は多くないと見え、苑内で見かける人もまばら。驚くほど静かでした。
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泰平閣に人影がほとんどなく、腰を下ろし、静けさを味わいました。池に射した光が柱や天井に反射し、ゆらゆら揺れるさまの美しいこと!
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入苑した時間が遅かったせいか、緑を浮き立たせていた陽も傾き始め、それが清らかな風情を生み出していて、心に残るひとときでした。

自然主義的な造りに、もの足りなさを感じる方も多いという話ですが、わたしはこういう野趣な庭園は大歓迎。松の枝ぶりにほれぼれします。
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作庭は植治の小川治兵衛7代目。植治は今もあるようですが、母いわく、骨董商から和菓子店を開いた息子さんがいらっしゃったとか。

よく聞くと、そのまた息子さんの代とも東山の町内ではご近所だったので、母がよくお土産用におまんじゅうを買ったお店のことでした。

今日は兄の命日です。兄にとり、東山は永遠の故郷。日曜日、懐かしい神宮道を歩きながら、兄と遊んだ子ども時代を思い出しました。
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葵祭は雨のため明日に順延。そして今日は沖縄復帰の日でもあったのですね。早いな。でも沖縄の人々には長い40年間だったのでしょう。



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本日はヴェジタリアンになるのは遺伝子のせいかもというお話。科学的根拠があるようです。詳しくは ↓click!

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by serendipity_j | 2012-05-15 23:58 | 京都 | Comments(0)
京都、高瀬川の桜
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母と、京都へお墓参りに行きました。年に二度、母が重い腰をあげるのは、たいていお彼岸をすぎて、暖かく、あるいは涼しくなってから。

だいぶまえに三条の繁華街から北山杉がそそりたつ高雄へお寺が移転し、遠くなるわ坂道はあるわで、老いた母にはお墓参りも大変です。
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まあ仏さまたちにしてみれば、風光明媚なお山のほうが、いいにちがいありません。ただ、親類のお墓は三条にあるので、やっぱり不便。

母が親類のお墓参りもしたいというので、四条へ戻って、まずは錦市場を歩き、そのあと、ソメイヨシノがつづく高瀬川沿いを歩きました。
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葉桜になりつつあるものの、なんとか見頃に間に合ったようです。木屋町の細い通りは花見客でにぎわい、もちろん誰もが写真撮影…。

わたしだけなら、とうぜん、祇園から円山公園、清水寺のほうまで足を延ばしたと思いますが、母には無理。ちょっと残念でした。
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でも、錦のお店で母とひと休みしているときに、祇園では車の暴走事故が起こっていたらしく…。運命とは、こんなものなのですね。

事故に巻き込まれて、亡くなられた方々には言葉もありませんが、無理やり母を連れて、祇園まで行かなくてよかった、と思います。
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突然の不幸に見舞われた方もいらしたというのに、昨日の京都は完璧なお花見日和。暑いほどの陽気に包まれ、まさに春爛漫でした。

お花見ができる場所、まだあるかもしれません。どうぞよい週末を!



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by serendipity_j | 2012-04-13 13:10 | 京都 | Comments(6)
月曜日の白 #30
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落椿。これほど潔く果てる花も、ほかにはありません。それが不吉なこととして、嫌われる向きもありますが、きりりとしていて、綺麗です。

それもとりわけ、白い椿。簡素な形と雪の白さがとても日本的で、ほれぼれします。椿は、フランスでは「日本の薔薇」という別名があるとか。
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というのも、ヨーロッパで愛されている椿のほとんどが、薔薇に似た八重咲き。千重咲きの乙女椿も美しいけれど、花椿は、これでなくては。
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ヴェルディのla traviata は、プッチーニのtosca とならんで、大好きなオペラのひとつ(オペラ・ミーハー)。有名なアリアでは、どうしても涙がこぼれます。原作は小デュマのla dame aux camélias (椿姫)。たしか高校生のときに読んだはずが、よく覚えていません(笑)。赤と白の椿の花を使い分け、「椿姫」と名づけられたそのいわれのくだりすら、覚えていませんでした(椿の色がok かダメかの合図になってたなんて!)。

それにしても椿は、いつごろ咲くのだったかしら、と毎年思います。お隣の公園の白い椿も先週あたりから、ようやく目立つようになりました。冬が戻ってきているものの、お彼岸をすぎて、スミレや柊南天も一気に咲き始めました。公園のクリスマスローズは、すでに満開。寒緋桜や、ソメイヨシノよりも早く咲く桜の花も、もう咲いています。公園を出て、帰宅する途中では、生垣から沈丁花が香ってきます。春ですねえ。よい週を!

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by serendipity_j | 2012-03-26 17:12 | 月曜日の白 | Comments(0)
とおりがかりの道で
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期待しすぎだったのか、今日はさほどの陽気ではなく、がっかりでしたが、数日前、期せずして暖かかった日に、素敵なものを見かけました。

わたしは、少々距離があっても歩くのは平気とはいえ、帰りの荷物を考え、久しぶりに自転車を借りて、ちょっと遠出したときのことです。

年に数度しか通らない細い道を自転車で飛ばしていたとき、古い家の門に飾られた蔓梅擬(ツルウメモドキ)のリースが目に入りました。
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こういう飾り方は、まさにわたし好み。曲線を描く蔓と蜜柑色の実が黄土色の漆喰の壁に映え、素敵です。自転車を止めてしばし見とれ…。
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どうしてもお見せしたくなり、ペダルを足で思い切り踏みつけて坂道をのぼり、うちに帰ってカメラをつかんで、舞い戻って、ハアハア、カシャッ。

蔓梅擬は、道に面した壁にも。窓の桟から、逆さまに引っかけただけです。いつどこからこの蔓を持ち帰り、どんな方が飾られたのでしょう?
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お隣の公園の南と西にはまだまだ畑や田んぼも多く、その周辺の住宅地には、昔ながらのちゃんとした門のある、古い平屋が残っています。
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うちの集合住宅が建っている敷地を含み、丘のうえに住宅地が広がっている場所は、昔は数人の地主さんが所有する竹林だったそうです。

子どものころに見た旧い平屋の懐かしさと、蔓梅擬のツルをくるくるっとまとめて無造作に飾ったその粋さに、すっかり魅せられました。
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by serendipity_j | 2012-03-22 23:33 | デイアウト | Comments(2)
お正月のすごし方
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このお正月休みを、どのようにおすごしでしょうか? わたしは大晦日から元日と、母に録画を頼んでいた映画を母のところで観ました。

たまりにたまっている映画の録画を、これまでなかなか消化できずにいて、ようやく観た最初の映画が、『ソーシャル・ネットワーク』。

よくできた映画だとは思うものの、なるほど~、で終わりました。2本目は韓流の母のお薦め、『冬の小鳥』。ひじょうに印象深い映画です。

幼く、傷つきやすい心の機微の捉え方が絶妙。調べると、韓国系フランス人の監督、ウニー・ルコント自身の生い立ちを描いた作品でした。

絶望した少女が自ら命を絶とうする姿に、すぐに、ロベール・ブレッソンの『少女ムシェット』を思い出しましたが、こちらはハッピーエンド。

そして母のところで迎えた元旦は、母がお雑煮を作る音で目覚め、例年どおりに母と二人でお節をいただいたあと、3本目を観ました。

バルタザールどこへ行く』。監督は、期せずしてロベール・ブレッソン。若い心の真っすぐさと傷つきやすさが、痛いほど伝わります。

そんなお正月でしたが、今年は大晦日に鴨のモモ肉のローストを焼きました。レアが苦手な母の好みに合わせたため、焼きすぎに(涙)。
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いつもどおり、残ったお節をお重ひとつにまとめて持ち帰り、お正月気分のつづきをひとりで味わいました。がそれも、昨日でおしまい。
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というわけで、映画三昧の年越しとお正月がすぎ、ひたすら新聞を読んでコラムを書き、すでにわたしの「日常」は戻ってきております。
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(今年のお正月のお茶うけに母が選んだのは、赤穂の塩味饅頭でした)

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by serendipity_j | 2012-01-04 13:23 | クッキング savoury | Comments(2)
ビューティフル詩仙堂
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雨模様で、寒さを感じる11月11日になりました。ちょうど一週間まえの、真夏のような京都の写真を、ようやくアップです。滞在していた娘とのお寺巡りは、左京区にある凹凸窠。詩仙堂の名で、知られています。
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江戸時代のお侍さん、石川丈山が、59歳で隠居したときに終の棲家として建て、中国の36人の詩家の肖像を飾ったため、詩仙堂と呼ばれるようになったとか。よほど居心地がよかったとみえ、90歳の大往生でした。
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お庭を見るなり、「これまで回ったお寺のなかで、ここがいちばん好き」と娘。先日の息子のお気に入り、河井寛次郎記念館もそうですが、訪れる者の心をぐいっと掴んでずんと鎮める、落ち着いた佇まいが魅力です。
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見所は、丈山が十境に見立てた十箇所の凹凸、ということですが、開け放たれた嘯月楼に広がる百花塢に目を奪われると、みなその場に座りこみ、あとはじっと庭園を見つめながら鹿おどしの音に耳を澄ますだけ…。
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ごたぶんにもれずここも、秋の紅葉が有名なお寺です。嘯月楼から見た庭園は、さぞ美しいことでしょう。あいにく、まだまだ夏の緑を残した眺めではあるものの、四季折々の花の植わった趣のある造りは、飽きません。
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丈山は、毎日、お経をあげる合間に花や木の手入れをしたのでしょう。みずから設計したという庭園も、老梅関をくぐったところにある枯山水も、どことなく女性的。一生独身をとおした理由が、なんとなくわかります(笑)。
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お茶室、残月軒のまえをとおりすぎるとき、秋の満月を描いた襖絵が見えました。今日は満月です。残念なことに観られそうもありません。


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あの日詩仙堂をあとにし、見たものは…
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by serendipity_j | 2011-11-11 11:11 | 京都 | Comments(4)
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